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ブクログより
新学期が始まったかと思っていたらはや5月も終わりかけ、今回は6年生です。
1年生から読んできてとうとう6年生になってしまいました。(しみじみ~)
高学年と言うことで毎回、本の選択に頭を悩ましますが、この本はすごく気に入って(私が気に入ったから子供たちも気に入るかというとそこは??ですが)早くから決めていました。
ある岩山に、旅の途中の一羽の小鳥が羽を休めました。
岩をつかむ小鳥の足の感触、うずくまった小鳥の柔らかい羽、今まで生き物というものを知らなかった山にとって驚きの経験でした。
山は、ずっとここで過ごして欲しいと頼みますが、水も食べ物もない岩山では無理なこと、小鳥は毎年春になったら必ずここに立ち寄る約束をします。
自分が死んでもその娘、またその娘に必ずこの山で羽を休めに立ち寄ることを約束したのですが、1年に一度、小鳥を待ちわびる寂しさに耐えかねて、とうとう心臓は爆発し、とめどなく涙を流す山、その涙のほとりに毎年一粒ずつ小鳥が運んで植え付けた種が大きくなり、あたりが緑に覆われて、小さな生き物も住み着くようになったころ、山の夢がふくらみ始めました。
そしてある春の日、小鳥は種ではなく、小枝を1枝銜えてやってきました。感動的な場面です。
ジョイ(小鳥)の最後の言葉に胸が熱くなります。
とっても壮大なお話です。
絵本なのですが、文字が細かくて少々お話も長いです。
でも貼り絵的なエリック・カールの絵がとても素敵で、感じるところはたくさんあるお話だと思いますが、さて子供たちにはどうだったでしょうか?
高学年になると分別もできてきて、おもしろくなくてもつまらなくても、一応よそ見もせず静かに聞いてくれるのはとてもありがたいです。
平成28年5月24日(火) 6年2組
ことりをすきになった山 / アリス・マクレーラン・ エリック・カール(絵)
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和さんのHPで見て、気になっていたお店。
行ってきました、ガーコちゃん。