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ブクログより
図書館にリクエストして2か月余り・・・
やっと手にした本は、最近手にしたこともないほど厚い。
650ページほどもある大作。
何の予備知識もなく読み始めた。
奥田英朗ってミステリー書いたっけ?
重すぎてテーブルに置かないと読めない。
ベッドに入って読むなど一苦労。
でもどんどんのめりこんでページを繰る手が止まらない。
10年という時を経て、同じ手口の殺人事件をめぐり、警察、マスコミ、容疑者、そして被害者の遺族、それぞれの観点から描かれる、それぞれの思い。
10年前の事件担当で、結局犯人を上げられなかった刑事、そして新たな事件担当の刑事、新人の新聞記者、娘を殺され、独自に犯人捜しを続ける父親、犯罪心理を専門とする大学教授、そして容疑者。
どの人物もリアルにわかりやすく映像化できて、ほぼ一気読みで楽しませてもらった。
リバー / 奥田英朗