お寺の新年度は5月、なので6月はやたら総会とか会合が多い。
そして大抵が会費の集金も兼ねている。会議に参加するたびにお札に羽が生えて飛んでいく感じです。
そんな会議の合間を縫って、昨夜勇師・通師法縁山梨大会開催に向けての打ち合わせに行ってきました。
法縁というのはお寺の親戚のようなものです。
昔は、檀林という同じ学びや(今でいう学閥か)や師弟関係でまとまった集団が出来ていてそれが今に続いているのが法縁です。勇師とか通師というのもその法縁の名前です。
それぞれの法縁には同じ仲間だと分かるようにキーワードとなる漢字一字を名前につけるという習慣がありました。(今は厳密に守られているわけではないので名前だけ観てもわからに場合がある)
ちなみに通師法縁のキーワードとなる漢字は(ぎ)という字です。この字が付いていると通師法縁の人だなとすぐ分かります。しかし、この字は一時法律で名前につけられる漢字から外されていた時期があったので、最近はを使わない名前も多くなっています。
こういった法縁の仲間うちでは毎年持ち回りで法縁大会というものを開催していて、今年が山梨県の当番ということなのです。
清運寺も通師法縁なので、大会のお手伝いをすることになったのです。
開催場所は山梨県南アルプス市の妙了寺(山梨の通師法縁の中心的なお寺)です。
主催者側としては法要担当や受付・案内等々いろいろな役割分担があるのですが、私の役目は甲府駅でのお出迎えです。
というのも、会場の妙了寺付近には鉄道の駅がなく、全国から集まる参加者は車で直接会場へ来るか、もしくはJR東日本(中央本線)の甲府駅か、JR東海(身延線)の東花輪駅で送迎バス(車)に乗り換えて会場入りをすることになります。
それで、甲府駅に最も近い清運寺がその係になったのです。
甲府駅から妙了寺までは車で40分ほどかかります。しかも、甲府から直通で妙了寺までいくバス路線はありませんから、どうしても送迎が必要なんですね。
開催日は6月22日、もうすぐです。
梅雨時ですが、土砂降りの雨にだけはならないでくれると良いのですが、どうでしょう。