清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

節分ー三枝豆店

2010-02-03 11:41:48 | うまいもん

2月3日は節分。

清運寺ではおこなっていないのですが、今日はあちこちの神社仏閣では豆まきが行われていますね。

新しい年を迎えるべく悪いものを追い払って福を招き入れる大切な行事です。

それなのに、最近はクリスマスやハロウイーンなんかに押されぎみで残念な感じです。

2月にはバレンタインデーもあって、そっちの方に気を取られている方も多いのでは。

節分と言えば三枝豆店、山梨では有名なお店です。

昨日、節分用の豆を買いに行ってきました。

やはり、結構な混雑でした。

節分の豆も鬼やおたふくのお面がついたものやざる、枡に入ったものなどいろいろあります。その中で見つけたのがこれ。

 豆と一緒にイワシも入っているので便利です。

おまけにおたふくの落雁もはいっているのが御愛嬌です。

イワシは柊がないので、他の木の枝で代用して玄関につるします。

そのほかにも節分の時期に食べる切り山椒も欠かせません。

しかし、なぜ節分(新年)に切り山椒を食べるのか?

切り山椒は求肥のような食感で山椒の粉を加えた餅菓子です。

 江戸時代ぐらいから食べられているそうですが、山椒が実・葉・幹などすべて利用できるので縁起がよく、薬にもなることから厄除けになるという説があるようです。

節分の豆にも、切り山椒にも、柊にイワシの頭を挿して戸口につるすのもすべて意味があります。

昔からおこなれている行事にも、それにまつわる物についてもそれぞれに大事な意味があるということですね。

最近はその意味が忘れられて、形だけおこなうようになった結果、その行事自体もすたれていくという流れになっているような気がします。

もっと行事の意味を理解して大切にしていかなければなりませんね。

昔から行われている行事には昔の人の生きていくための智慧がいっぱい詰まっているのですから。

<塩豆ー豆を煎って塩味をつけたもの。歯もろくてやみつきになる味です。やわらかいタイプと普通の2タイプがあります。節分とは関係ありませんが、三枝豆店のヒット商品です。>

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2月の標語

2010-02-01 14:36:35 | 標語

今月の標語は「欲を満たす 快楽よりも 人に施せる 喜びを知る それが仏のこころ」です。

あんまり例は良くないけれど、たとえば、豪遊して遊んだとしてもその楽しみは大きいけれど、その場限りで長くは続かないでしょう。

後に残るのはむなしさだけだったりすることもありますしね。

それに引き換え、たとえば重い荷物を持って困っているお年寄りの手助けをして感謝された時なんかに嬉しく感じたことはありませんか。

たぶんその喜びは小さいけれども、長く心に残っているのではないでしょうか。

ほんの小さなことでも喜びが持続する方が心が温かくなれる。

本当の喜びというのはそういうものかも知れません。

そして、皆がその喜びを味わうことができるとしたら、きっと皆が仲良く暮らせる世の中になることでしょう。

それこそが、仏さまの願いなのです。

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