関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

発達障害児への支援を~アインシュタインの会総会~

2008年05月10日 | 子育て・教育
 10日(土)夜、「鶴岡市ゆうあいプラザかたぐるま」においておこなわれた、庄内アインシュタインの会第6回通常総会に出席しました。

 LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、自閉症などの「軽度発達障害」と呼ばれる障害児の家族・支援者を中心にしたこの会のことは、会が始まった頃から知ってはいましたが、直接お話を伺ったりしたのは、一年ほど前からです。

 総会の議案では、「事業の成果」として4つのことを挙げていました。
 1)LD,ADHD児とその周辺の子ども達への個別・集団指導および家族支援
 2)   〃    に必要な教育についての研究とその実践
 3)   〃    に携わる教育関係者などの指導者育成
 4)   〃    とその周辺の子ども達への理解を求める対社会的呼びかけ。
 
 いずれの活動についても、多彩な活動が活発に展開されたことが伺われ、保護者の方々と、医療・教育など関係者の方々の献身的な努力に頭が下がりました。

 この会の活動は、鶴岡の発達障害児がおかれている状況を大きく変える力になりました。
 6年前に会が始まった頃には、行政機関にはこの障害についての理解がほとんど無く、「取り合ってもらえない」ことが普通であったそうです。
 当然、保育園、学校、地域でも、「育て方が悪い!」と見る人が多く、「理解されていないことが一番辛かった」と聞きました。
                                                

 今では、鶴岡市でもH19年度から教育委員会の特別支援教育の三カ年事業、H20年度は健康福祉部の幼児発達支援体制研究事業が取り組まれるなど、行政の重要課題として位置づけられています。
 もちろん、幼児期から生涯に渡る支援体制にはまだまだ遠く、社会全体の理解を広げていく仕事の前途は遼遠ではあります。


 総会終了後、近くの「幸亭」でおこなわれた懇親会にも、ご案内があったので遠慮無く参加させて頂きました。
 厚かましい感じもしましたが、皆さん暖かく迎えて下さり、日頃の苦労や、行政に対する要望など、具体的に教えて頂きました。

 どなたも大変なご苦労をされているにも関わらず、明るく、前向きだということには感心させられました。
 会のリーダーであるTさんの人柄そのままという感じがしますが、学ぶことによって展望を得たということと、一緒に進む仲間がいるということが、メンバーの皆さんを輝かせているのかなあと思ったりしました。

 すばらしい会です。
 
 総会には、日本共産党の笹山県会議員と、他の会派の議員の方々も出席されていましたが、私としても、これからもできる限りのお手伝いをさせて頂きたいと思いました。