関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

鶴岡に伝説の棋士

2008年05月12日 | よろず
 11日は、午前中に地域の「日本共産党を語る会」で日本共産党について1時間ほどお話させて頂き、その後別の地域の党支部の会議に参加。午後は学区の囲碁同好会総会に出席し、夜は、町内の交通安全協会総会と息つく暇の無い一日でした。

 囲碁同好会の総会に引き続きおこなわれた懇親会の中で、非常に興味深い話しを聞きました。  

 囲碁は、中国で生まれてから2千年以上、日本でも1300年を超える歴史を持つとされていますが、その歴史の中で「三棋聖」の一人として燦然と輝く本因坊丈和という伝説の棋士がいます。
 その丈和が二十歳の時に師に命ぜられて、修行のために鶴岡で長坂猪之助という藩士と21番碁を打ったところ、長坂はほぼ互角の成績を残したというのです。
 後日資料を当たってみると、確かに長坂という棋士は、全国に知られた打ち手であったようです。
 関係者の方々の間では広く知られたことのようですが、鶴岡市としても、長坂について注目し、歴史的資料として整理しておくべきであろうと思いました。

 短期間に流行り廃っていくテレビゲームが子ども達に時間を無為に過ごさせるものだとすれば、囲碁は、知性と感性を磨く豊かな時間を与えてくれる有為のゲームだと私は考えています。
 文科省の「放課後子ども教室」の事業の中でも、子ども達の放課後を豊か(で安全)なものにしていくことが現下の大きな行政課題とされている中で、囲碁教室などは「教室」の一つとしてできる限り広げていきたいものです。

 ちなみに私は二十代で日本棋院から参段の免状を受け、若い頃は県大会にも出場したりして、当時の関係者の方々からはいろいろ面倒も見て頂いたものでした。
 その後、仕事が忙しくなっていったものですから、碁の方はとんと沙汰止みになってしまいましたが、まあ、人生長いのでいつか囲碁に親しめる日が来るものと信じています。