4月17日(金)、荘内看護専門学校の入学式に、来賓として出席しました。
学校長(荘内病院長)式辞によれば、創立以来59年の間に927名の卒業生を送り出してきたとのこと。
ここを巣立った看護師一人ひとりが、数え切れない患者のかけがえのない人生と向き合い、支える仕事をしてきた訳ですから、この学校が社会に果たしてきた役割の大きさは計り知れません。
学校長はいつも、「看護師に求められる能力」として、
1丈夫な身体 2暖かい心 3まずまずの頭 とお話されます。
丸谷才一氏が「医師に求められる能力」として挙げているのだそうですが、特に「暖かい心」に力点をおいた学校長のお話は、医師としての長年の経験がにじみ出て来るようで、(いつも同じ話なのですが)惹きつけられものがあります。
長ければ40年にも及ぶ、医療人としての道のスタートラインに立った学生達の前途が、幸多いものであることを祈りました。