関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

木古内町との交流~盟約20周年~

2009年05月25日 | 市政全般

 5月24日(日)夜、「木古内町・鶴岡市 姉妹都市盟約20周年祈念式典」に出席しました。

 「姉妹都市」という関係は、互いの産業や文化などの共通性に基づくものなど様々なきっかけがあるようですが、木古内町と鶴岡市は、明治19年(1886年)に荘内藩士開拓団が同地区に入植したところからの120年を超える関係があり、姉妹都市に先行して昭和39年に木古内町立鶴岡小学校と鶴岡市立朝暘第一小学校が姉妹校の関係を結んでいます。
 同町のHPにも、厳しい北海道の地に町を築いてきた先人の苦闘が記されています。

24人が来鶴されました。

 同町には「庄内を訪ねる会」、鶴岡には「木古内を訪ねる会」があり、毎年相互の訪問がおこなわれているということも、恥ずかしながら今回初めて知りました。

 私は、朝暘一小に在学していた時(○○年前)、それから私の子どもらが在学している期間(今年が最後の3人目で14年目)を通して、木古内の鶴岡小学校から一小に毎年送られて来るじゃがいもをごちそうになってきました。

 一小からは校庭の庄内柿を送るのですが、そうした交流の中で、遙かな木古内の地の子どもらのことや、遠い昔からの木古内と鶴岡の縁が自然と胸の中に収まっているように思います。

 2004年に公開された映画「隠し剣鬼の爪」のラストシーンでは、永瀬正敏演ずる片桐宗蔵が奉公人でありながら身分を超えて愛し合ったきえ(松たか子)と共に蝦夷の開墾に旅立ちます。 この映画は鶴岡出身の作家藤沢周平さんの小説を元にしたものですが、この場面に木古内に入植した荘内藩士の人生を彷彿させられたものでした。

          
アトラクションの湯田川神楽    神楽一座。鶴岡の貴重な文化です。

  歴史の中から生まれたこうした貴重な交流は大事にしていきたいものです。