5月13日(日)、鶴岡市民プールにおいて、山形県選手権水泳競技大会(兼国体山形県予選会)が開催されました。
私はこの間、鶴岡水泳育成協会(旧鶴岡スイムクラブ)の職員解雇事件のことで、かなりの水泳関係者の方々のお話を伺ってきましたので、今回はお騒がせのお詫びとご挨拶、更に「県最速の選手を決める」という選手権の様子を拝見しようと思って足を運びました。
役員の方に頼んでプールサイドに足を踏み入れると、水しぶき、声援、BGMが会場に反響、熱気が充満するスゴイ世界でした。
そのまま本部席まで行って、県水泳連盟会長さん理事長さんとの面会を果たしました。
会長さんは、選手達の奮闘に目を細め、今後の活動の抱負を語りながらも、鶴岡の水泳の今後を心配されているご様子でした。
育成協会は職員不当解雇と並行して、一般の会員より経費のかかる選手育成をお荷物扱いし、これまでおこなってきた指導や大会参加の際の支援などを次々と切り捨てています。
また、競技団体である水泳連盟との関わりをも縮小する方向のようです。
今回の大会は、水連で最も重要な大会と聞きましたが、育成協会は大半の選手を県外でおこなわれる別の大会に送り出してしまいました。
重要大会に、しかも開催地の団体が参加もしないという事態には「前代未聞」という言葉も聞かれました。
鶴岡の水泳は、長年に渡って全国トップクラスの選手を輩出、鶴岡の各種競技団体の中で特別の実績を挙げてきただけでなく、その実績は日本の水泳界で知らぬ人が無い程だといいます。
それが今、情熱を持って水泳の振興に努力してきた方々が排除され、役所の天下りや銀行上がりの役員など水泳に関係の無い人たちによって、またそれを主導してきた不見識な鶴岡市によって、台無しにされようとしています。
スタート台に立つ選手らの姿、声を枯らして応援する仲間、保護者。
その様子をみるにつけ、早くこの異常事態を収束させなければならないという思いを新たにしました。
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