午前中は、県国保連の方の「医療制度改革について」という演題で講演がありました。政府の制度改悪を必要なものとする立場からのお話しで、私は全く賛成し兼ねるものでしたが、改悪の内容を再確認する上では役立ちました。
「メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍を10%減らす。減らせなかった保険者にはペナルティー」などという政策は、社会保障としての医療保険制度の性格から大きく逸脱するものと改めて感じました。
午後は、鶴岡地区医師会会長の中目千之先生の「鶴岡市の健康と福祉ーこれまでの実績と課題」という演題の講演がありました。
鶴岡市ががん検診の受診率を高めてきたことが、がん死亡率を大きく低下させてきたことについて、資料を示して説明されました。良く知られたことではありますが、早期発見と進行がんの死亡率の違いが、先生の長年の実体験、具体的な事例も踏まえて説明され、大変重く感じられました。

(胃ガン発見後の5年生存率、早期と進行がんの違い。)
また、高齢者の増大の中で大腿骨骨折が増加し、その手術が荘内病院の大きな負担になっていること、この先対応できなくなる事態さえあり得るということは、大変興味深く、予防策を勉強してみたいと思いました。
最後に先生は、国の制度改正には振り回されるが、「明るく、楽しく、したたかに、生きていかなくてはならない」と話されました。
国の政策を良しとはしないが、何とか対応し、地域医療を守らなければならないという意思表明のように感じられました。