10月1日は、6市町村が合併して新鶴岡市が発足した日です。今年で2周年となる式典が東京第一ホテルで開かれました。
名誉市民、知事代理、国会議員代理、商工、観光、農林水産、体育、町内会連合会、旧町村代表、医療・介護・福祉、市幹部職員、市議会議員など、席順表では211人の方が参加したようでした。
市長挨拶では、「国には言うべきことを言っていく」「(普段は『バイオ、慶応』ばかり言うのに)山大農学部、高専、慶応の学習・研究支援」などと述べていたことが印象的でした。
合併後の鶴岡市は、財政悪化、旧町村施策の後退、医療・介護・福祉の後退などなど「良くない話題」であふれています。
それは、バイオ研究支援にのめり込み、旧町村長などの行政顧問配置や副市長2人制など、市民合意を欠いた市政運営がもたらしているものです。
ともかく合併してしまった訳ですから、「合併しなければ良かった」などと「後ろ向き」の主張をする積もりはありませんが、弊害を直視し、市民の不満に耳を傾けてこそ新鶴岡市の正しい進路を考えることができます。
「9割与党」の市議会では、この「ありのままを視る」姿勢が著しく不足していると感じます。
そんなことで、「お祝い」という感情はありませんでしたが、出席された各会の方々とは、「鶴岡市のこれから」について有意義な懇談をさせていただきました。
なお、会費は3千円、「政務調査費」ではありませんし、飲食lは記念講演の後の1時間ほどです。更に「議員」という人種は、最初の一皿、二皿を口にすると、後は「お酌」をしないではいられないという本能を持っていますので、こういう行事は結構割高感があります。