関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

7月臨時議会、介護保険要介護認定について

2009年07月18日 | 市政全般
 17日(金)におこなわれた鶴岡市議会7月臨時会で、政府の経済対策に基づく緊急雇用事業が提案されました。
 
 私はその議案に関わって、この春から変更された介護保険の要介護認定制度についての問題点を質問しました。
 要介護認定がより軽度に認定されるように変更したもので、ただただ保険給付を削減しようという動機に基づく制度改悪です。

 要約を紹介します。

 今回提案になっております国の補正予算、経済対策や生活支援策は、ばらまきを中心としたもので、大企業支援から真の国民の生活支援への転換に欠くという点で非常に問題のあるものだが、市民がサービスを受け取ることはその限りで利益になるということなので反対するものではない。
 介護予防推進事業ー地域包括支援センターの業務補助の事業について質問する。
 今回、包括支援センターの業務補助配置については、一つには、新しく立ち上げた二つのセンターの支援、それから相談件数が増加をしていること、他に、予防プランについても大変負担になっていること、などがある。そのことに関わって、この4月から導入をされている新しい要介護認定制度の状況について。
 7月13日の厚労省の検討会の報告が新聞などでも既に報道されているが、それによると、一次判定で非該当になった方が、前年同月3.4%であったものが今年は7.6%に増加、要支援1も16.4から18.3に増加、要介護2や3については減少するということで、一次判定が軽度に出る傾向、軽度の方が非該当になる、中度の方が軽度に出る、こういうことが確認をされているという。
 本市では、新制度導入後の認定の状況がどうなっているか。
 包括支援センターの相談業務の中で、要介護認定の変更ということがどの程度出ているのか。
健康福祉部長 ご指摘の通り、要介護認定におけるプログラムがこの4月から新しいものになったということで、現在これまでの方々の更新認定が進んでいる。
 感覚的には、全国的に言われていることだが、軽度に出る傾向があるのではないかという感触はもってはいるが、数値的にはまだ集約していない。
 それから、この認定の変更と包括支援センターの業務との関わり。国としてはこの度の認定プログラムの改変は、まだ検証はしていないということで、この検証が進むまでの間、本人がご希望になった場合は、「従前の認定をおこなう」という措置をとっており、本市でも、そうした形態をとっていることから、現場としてはまだ大きな混乱は生じていない。
 認定の変更を希望する方は7割ぐらいになっているが、これらについてはもう少し検証をしていく時間が必要。
 軽度に出る傾向が恐らく鶴岡でも出ている
 包括支援センターに限らず、介護保険の業務全体に関わる問題であり、速やかにその状況について把握して頂きたい。
 また、「希望があった場合、従前の認定を適用する」ということだが、本人には、認定が変化があったのかどうか知らされていないので、本当の影響は市民の方に知られていない。影響を把握し、市民の方に知らせていくということ、今般の緊急雇用対策の適用をもっても速やかにおこなうべきことだと思いますので、速やかな把握をお願いしたい。

「背水の陣」の選挙

2009年07月17日 | 活動報告

  共産党の中央委員会選挙対策局の方からお話を聞く機会がありました。

 東京都議選の教訓、総選挙の戦い方、合併選挙の特徴と戦い方など、非常にためになりました。

 鶴岡と同じように、市町村合併した自治体が、「最初は旧市町村毎の選挙区選挙で2回目に全市一区のオープン選挙」という事例が全国では結構出てきています。
 オープン選挙では、合併への怒りがわき起こること=党候補への期待が高まること、と同時に、激しい戦いとなり特に周辺町村の候補者が中心部に攻め込み、党候補がはじき飛ばされる事例もあるようです。

 私は、今度の選挙では、党議員を一人増やして四人にするために、前回の地盤の相当部分を譲ることになりました。スタートラインは当選ラインを大きく下回ることになります。
 そもそも、前回得票は「スタートライン」などにはなりませんし、地盤の弱体化、組織固めの取り組みを4年間していないこと、新人の時は高まる期待感が二期目はそうはいかないことなどなど、非常に厳しい状況で選挙に向かうことになります。

 党議員を増やすことが市民に対する責務と考えて臨む、「背水の陣」の選挙です。


核兵器廃絶を巡る新しい流れ

2009年07月16日 | 平和と民主主義・外交

  世界的デザイナーである三宅一生さんが、広島で被爆した体験を明らかにするとともに、オバマ米大統領に広島訪問を呼びかけたというニュースが流れました。
 三宅氏がこれまで語ってこなかった被爆体験を明らかにしたのは、「核兵器の無い世界」を呼びかけた 4月5日のオバマ大統領の演説が、「私の中に深く埋もれていた何かを呼び覚ました」からだと言います。

 日本共産党の志位委員長は、演説をおこなった大統領に対し、「心から歓迎し・・核兵器廃絶のイニシアティブをとることを求める」「書簡」を送っています。
  それは、「(米大統領が)核兵器を使用したことのある唯一の核兵器保有国として、米国は行動する道義的責任がある」とまで言ったのは、「歴史上初めてのことであり、(国際社会に向けての)非常に重要なメッセージだと考え」たからです。
 (以上、4月30日の委員長記者会見から)
  「書簡」に対して、米政府から日本共産党に対して歴史上初めての返書もとどけられました。

 核兵器廃絶と安全保障の問題、地球温暖化、食料、金融・経済etc.・・、世界では21世紀の新しい流れが広範な分野で始まっているように思えます。
 インターネットを始めとする情報通信の発展(と、しんぶん赤旗)のお陰で、東北の人口14万人の地方都市:鶴岡に居ても、その巨大な流れを感じることができます。

 良く「Think globally, Act locally」 と言われますが、囲碁参段の私は、「着眼大局、着手小局」だと主張しています。


東部保育園民営化やめよ!

2009年07月15日 | 子育て・教育

 14日(火)党市議団として、市立東部保育園の民営化に関しての要請行動をおこないました。当局からは、山木健康福祉部長、上原次長が出席しました。要請した事項は以下の5点です。
 1 市が民営化の理由として主張する「保育内容充実」の条件を明確にする。
 2 市職員の出向も含めて、職員の継続を図る。
 3 事業者の選定は、保護者代表・専門家を始めとした行政以外の委員が参加する「選定委員会」(仮称)を設けておこない、結果は公開する。
  4 事業者決定後、移行まで1年以上の十分な準備期間を設け、保育内容の継続、職員確保・研修等、組織整備には市が責任ある関与をおこない、保護者との協議と合意の元に進める。移行後も同様の体制を継続する。
 5 移行後も、運営費、職員配置・雇用形態・研修・労働条件、保育計画と評価等、積極的な情報公開をおこなう。第三者評価も行う。

 市は、北部保育園(現松原保育園)、貴船保育園に続いて、2010年度から東部保育園についても指定管理制度による民営化を進めようとしていますが、市立と思って入園したら、4月に『来年から民営化する』と言われて驚いた」などと、余りに急で一方的な民営化に保護者から怒りと戸惑いの声が出されています。
 同園保護者会が6月24日に提出した「意見・要望書」では、「職員体制の継続」「給食の直営維持」「保護者負担増の禁止」「保護者の意見の取り入れ」などを求めると共に、「今回の民営化について、園児・保護者にとっては利益と感じられるものはほとんど無い」と民営化を全く評価していません。

 市議団は、市立保育園の民営化に一貫して反対してきましたが、東部についても要請の5点が明確にならない限り、民営化を中止すべきであると強く要請しました。


街頭宣伝でフラフラ?

2009年07月13日 | 活動報告

 土日の二日間、日本共産党山形県委員会いっせいの宣伝・対話行動をおこない、私も諸活動の合間を縫って街頭宣伝に取り組みました。

 日曜は、7時半から町内子ども育成会の資源回収でトラックを運転した後、新聞に目を通し、赤旗日曜版を配達、それから夕方にかけて宣伝カー(自家用車)で演説をして回りました。

 内容は以下のようなものです。
  ☆国民の願いが叶う政治にするには、二つの改革が必要。
   ①財界言いなり・大企業中心の政治から、国民の生活と権利が守られる、「ルールある経済社会」へ
   ②アメリカ言いなり・軍事優先の外交から、憲法九条を活かした、自主独立でアジアと世界の平和に貢献する積極的な平和外交へ
  ☆二つの改革の立場で取り組んでいることは、
   ①雇用対策、景気対策、社会保障充実
     鶴岡でも派遣切りが千人規模、国保加入者4万人の約1割は滞納・有効期間3ヶ月の短期保険証発行約千人、特別養護老人ホーム入所待ちも約千人、
   ②消費税増税、憲法改悪、衆議院比例区定数削減による「二大政党以外の政党」の排除などなど、自民・民主が競い合って進める悪政の阻止、
   ③二階・与謝野大臣、民主:小沢前代表、鳩山代表などの金権腐敗疑惑の徹底解明と、金権政治根絶のための企業団体献金全面禁止の実現。企業団体献金も政党助成金も受け取らず、国民の皆さんのカンパと赤旗新聞で財政を賄う日本共産党が役割を果たしていく。

 こんな感じのことを一回10分程度で、11カ所で訴えました。
 初っぱなから、「寝ている人がいるのでやめてくれ」という苦情があって出鼻をくじかれましたが、
 その後は、各所で車から手を振って下さる方や、家から出てきて握手して下さる方などがあって、大変嬉しい行動となりました。
   
 回数を重ねるに連れて、話しにもだんだん力が入って来たのですが、6時頃になると、どうも体がフラフラしてきて変な感じになってきました。
 「かなり体力落ちたか?」とハッとしましたが、考えてみたら昼飯を食うのを忘れていたのでした。
 
 帰宅後は、市立保育園民営化の問題での資料を作成しながら眠りかけ、危うくパソコンにヨダレを垂れるところでした。

 ああ、忙しかった。