さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

アベリアにオオスカシバとホシホウジャク

2015年10月13日 | 昆虫
アベリアに様々なホウジャクの仲間が集まってくることは有名ですね。

自宅近くの歩道の傍らに咲いてるアベリアを覗いてみると・・・・

数匹のホウジャクの仲間が飛び回ってます。

まずはオオスカシバ(大透翅)から・・・・・



ハチドリみたいですが、スズメガの仲間で、名前の通り、翅が透明な蛾で、日中に、良く動き回ります。

もちろん、翅には鱗粉がありませんが、面白いのは、羽化した直後には白っぽい鱗粉が翅をおおっています。

羽化後、羽ばたくとその鱗粉が落ちて、透明な翅になってしまうんです。



幼虫の食草はクチナシで、ひどい時には、クチナシが丸坊主になってしまうときがあり、園芸家には嫌われ者です。



成虫が飛ぶ姿を見て、人は「飛ぶエビフライ!」と云う人もいますが・・・・・・果たして・・・・エビフライに見えますか??





オオスカシバの、雄と雌を区別する方法を、いろいろ探してみたのですが、結局、見つかりませんでした。

もし、知ってる方が居られましたら、教えて下さいね。



そして、オオスカシバと一緒に飛んでいたのが、ホシホウジャク(星蜂雀)



幼虫の食草は、あの不名誉(?)な名前を付けられたヘクソカズラです。

オオスカシバと同じスズメガの仲間ですが、翅をたたんで止まってる姿は、まさに蛾の姿をしています。



このホシホウジャクの雄雌の区別の仕方を調べて見ると・・・・もじゃもじゃの尾っぽの毛の形状が違うそうです。

雌は、うちわ状で、雄は、三又状になってるそうです。

・・・・・すると・・・・・この個体は雌??

こちらの方が、エビフライに見えますね。



今回は、幸いな事に、オオスカシバとホシホウジャクが同時に飛んでくれたので、ラッキーでした。

いつもは、大宮公園まで出かけていたのですが、こんな身近な所にも、いろんな発見があるんですね。


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