さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

妙高高原鳥見行3日目(オオアカゲラなど)

2016年06月17日 | 鳥見行
3日目、朝食を済ませて、宿泊所のペンションを出たのはもう9時を過ぎてたでしょうか。

帰り道に、「戸隠森林公園」と「善光寺」に寄る予定を組んでいました。

戸隠はさすがに平日だけあって、人も少なく、まだ無料の駐車場も空いてます。

戸隠神社奥社の参道も、人はまばらでしたが、樹の葉の茂り具合は、もう夏の様相です。



早速「戸隠森林公園」の木道に沿って散策しますが、やはり鳥の鳴き声は聞こえません。

鳥撮りさんたちが、5~6人ほど集まってる先の樹にオオアカゲラの巣があります。

しばらく待ってると、雌が餌を運んできました。



雛は顔を出してくれませんでしたが、まだ小さいのか????



オオアカゲラ(大赤啄木鳥)

日本では留鳥として全国に分布しているキツツキの仲間です。

本州以南ではアカゲラやアオゲラのように平地で見かけることは少なく、山の方に多い傾向にあるので、普段あまり見かけないですね。

雄と雌の区別はしやすくて、雌は頭上が黒いのですぐにわかります。

日本ではアカゲラを基準にして、大きい方をオオアカゲラ、小さい方をこアカゲラと名付けたそうです。(「野鳥の名前」より)

*コアカゲラは、北海道などで局地的に見れるそうですが、一度見てみたいものです。



オオアカゲラとアカゲラの見分けは、腹わきにある縦班が一番分かり易いですね。

また、腹部まで赤い色が続いてることでも違いが分かります。

上の写真では分かり難いので、在庫からオオアカゲラの写真を貼っておきます。(同じ森林公園で撮ったものです)



別の場所では、アカゲラ(赤啄木鳥)の巣もありました。

樹の幹には小さな穴が2つ縦に並んでいて、その上の穴から・・・・

かなり大きく育ったアカゲラの雛が、時々顔を出します。

しばらく待ってみましたが、親は現れません。



すると…・突然も追う一つの穴から飛び出してきたのは・・・・・ゴジュウカラ(五十雀)でした。

この穴でも、子育て中だったみたいですね。 同じ樹の幹に2種類の野鳥の巣があるのは初めてです。



アカゲラの巣のポイントの近くで、ミソサザイ(鷦鷯)の綺麗な声が聞こえます。

かなり先の枝の先にいましたよ。 でも、遠い!!



こんな巣も見つけました。

高い木の枝に溶け込むようにつくられた巣、なんの巣?? 親が抱卵中?? 尾だけが見えます。 

しばらく待つと、雄(?)がやって来て、抱卵中の雌(?)に餌を運んできた(?)みたいですが、ほんの一瞬の出来事で、良く見えません。

コサメビタキのようです。



野鳥のほかに、こんなチョウも見つけました。

パタパタと飛んできて、傍らに止まってくれたのはウスバシロチョウです。

ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)

シロチョウという名前が付いてますがシロチョウの仲間ではなく、アゲハチョウの仲間で、ウスバアゲハとも呼ばれています。

日本国内では北海道から本州、四国にかけて分布していますが、北方系のチョウなので、南の方では少ないようです。

半透明のはねが綺麗です。胴体には細
かい毛が生えてます。



午前中は、こうして「戸隠森林公園」で散策した後、名物(?)の戸隠そばを食べて、帰路につくことにします。

途中、長野市内を通過するので、初めての「善光寺」でも寄ろうかと・・・・・・・



*営巣中の写真はすでに時間が経過し、この時点では巣立ちしてる頃と判断して時期をずらして載せています。
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