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さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

春の使者ツマキチョウ(褄黄蝶)

2017年04月26日 | 花と野鳥
4月10日、桜見を終えて、のんびり公園を歩いてると、小さな白い蝶が2頭、ヒラヒラとタンポポの間を飛んでます。
飛び方を見るとモンシロチョウではなく、ツマキチョウのようです。 この公園で見たのは初めてです。
暫くすると、2頭ともナズナの花にとまってくれました。


前翅と後翅が重なって草色の網目模様しか見えませんが、わずかに見える前翅の先端部分が薄く黄色い色が透けて見えるので、両方とも雄??


ツマキチョウ(褄黄蝶)
モンシロチョウより一回り小さいでしょうか。雄は前翅表の先端が黄色で、雌は灰色をしてるので、見分けはつきやすいです。
食草はタネツケバナ・ハタザオ・ナズナダイコン・カラシナなど。
冬を蛹で過ごし、年に1回、春にだけ現われるため、「春の妖精」と呼ぶ人も多いです。
このツマキチョウのように、年に一世代だけ成虫が現われる「一化性」の蝶の仲間は何種類かいますが、有名なギフチョウなどもそうですね。
(年に2世代以上成虫が現われる性質は「二化性」3世代以上の場合は「多化性」)
春の4月頃しか見ることができないので、普段、気がつかなくて、見逃してしまう蝶の一つかもしれません。


その内の一頭が飛んで、タンポポの花にとまってくれました。 これで、前翅の先端の黄色い部分がはっきり見えます。


公園のあちこちに、ホトケノザの群生があり、紫色の絨毯のように広がっています。


ハナニラの白い花も、あちこちに咲いていて綺麗です。




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