さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

地面に降りたアリスイ

2018年02月23日 | 野鳥
最近、鳥撮りをしていて感じるのは、辛抱が足りなくなってきたこと。
以前は、目的の野鳥を撮るため、何時間待っても平気だったのに、最近はすぐに諦めて撤収してしまうことが多くなりました。
これも歳のせいでしょうか??

2月13日午後、この日も久しぶりのS公園。
アリスイやオオハヤブサが出てると聞いたので、昼食後、のんびり出かけることにしました。
オオハヤブサは確率が悪そうなので、初めから諦めて、今回はアリスイに的を絞ります。
野焼の後に、数人の鳥撮りさんたちがいるので、行ってみると・・・・・すでに飛び去った後!

仕方なく、春の兆しを感じる日差しを浴びながらのんびり散策してると、どなたかがアリスイ(蟻吸)を見つけた様子。
早速便乗させて頂くことにします。


すぐ近くの枝に止まりますが、枝かぶりの後ろ姿。


暫くすると、また地面に降りてきますが、地面に降りると、地味で小さなアリスイ、さすがに分かり難いですね。


背中部分だけだとさらに見分けがつきにくくなります。


今までに何度かアリスイの事は触れてきましたが、久しぶりなので、おさらいです。
アリスイ(蟻吸)
本州中部以西では冬に渡来する冬鳥ですが、本州北部や北海道では夏鳥のキツツキの仲間です。
キツツキの仲間とはいえ、他のキツツキのように、樹の幹に垂直に止まることはなく、他の鳥たちと同じような止まり方をします。
食べ物は動物性を好み、特に蟻が大好物で、名前の由来にもなってます。
10センチほどの長い舌を出して、好物の蟻を食べるため、餌場となる地面や、地上近くの木の枝でよく見かけます。
冬場、葦原で見かけることも多く、葦原で鳥撮りさんたちがずらりと並んでアリスイ待ちをする光景は、冬の風物詩かも???



恐竜をほうふつさせるような姿ですが、警戒心が強く、時々こうして首を伸ばしたり、後ろを振り返ったりして辺りを警戒します。
そんな奇妙な行動などから「不吉な象徴」とも云われますが、鳥撮りさんたちには人気者です。


次の写真、ちょっと分かり難いですが、真正面で下を向いてるところです。分かりますか???


今までの写真では、小さくて、地面に降りた姿なのでアリスイの姿が分かり難いですね。在庫からアリスイの姿が分かり易い写真も載せておきますね。


そして、同じく在庫から(以前にも掲載したことがある写真です)、少しピントが甘いですが、唯一、舌を出したところの写真です。
(体色が違うのは、早朝で朝日が当たってるせいです。)
実はこの10センチほどの長い舌、頭の大きさに比して鳥類最大ということで、ギネスブックにも登録されているそうです。



まさに恐竜そのものですね。

コメント (19)