さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

エナガの子育て奮闘記

2018年04月22日 | 野鳥
M公園のエナガの雛が巣立って、すでに2週間以上たちました。

初めて営巣し始めたエナガを観察したのが2月9日ごろでしたから、2か月以上の子育て期間。長い間お疲れさま~!!10羽の雛が、無事巣立ちました。

2月9日、まだ日陰には残雪が残るころ、高い木の幹が2つに分かれてるところに、エナガが巣をつくり始めたようです。
公園の散歩道から丸見えのところで、こんな目立つところに巣をつくるなんて、ちょっと驚きです。
巣材は苔と蜘蛛の巣が主で、巣の中には暖かい羽毛がいっぱい。

しばらくたった2月26日、様子を見に行くと、巣も落ち着いたようで、そろそろ卵を温め始める頃でしょうか。
エナガの托卵期間は2週間ほど。遅くとも3月末ごろには、巣の中は可愛い雛たちでいっぱいになることでしょう。


その後、何度か見に行ってみましたが、一時、周辺にエナガの姿が見えず、蛇にでも襲われたか心配したのですが、無事雛も孵ったようです。
そして雛が孵ると、周辺にはたくさんの鳥撮りさんでにぎわい始めます。

4月10日、そろそろ雛も大きくなった頃だろうと、観客が一番少なくなるお昼過ぎに覗いてみると・・・・・
雛たちもだいぶ大きくなって、食欲も旺盛、親たちも餌運びで大変な様子です。
こちら側からは、2羽の雛しか見えませんが、入れ代わりで顔を出してるようです。



ときたま雛のウンチを器用に咥えて、巣の外に運んでいきます。


雛が顔を出した写真を少し大きくトリミングしてみました。(左にも嘴だけが見えますよ)


先日、NHKの「ダーウィンが来た!」でもエナガの特集が放映されてましたが、エナガには面白い習性があります。
他の鳥よりも、一足早く営巣を始めるエナガ、子育てには「ヘルパーさん」が手助けをする独特の育児方式をとってるんですね。
そのヘルパーさん、繁殖に失敗した雄が多いそうですが、子育てに参加して、親を手助けします。
この習性は、シジュウカラにもあるそうですが、種を保存するための知恵ですね。



親でしょうか?それともヘルパーさん?2羽同時に餌を運んできました。 餌を与えた後はまた次の餌を・・・・忙しくて、大変です。



時折、雛の長い尾羽が見えるところを見ると、巣立ちも間もなくだと思われます。(雛が生まれて巣立ちまで、約14~17日)

この写真を撮った翌日11日ごろ、巣立ちが始まったようです。・・・・・・・続く!




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