さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

青緑色の蜂、ムツバセイボウ(六歯青蜂)

2020年09月12日 | 昆虫
前回の8月22日はムツバセイボウに会えなかったので、再度8月30日に再挑戦です。
前回と同じように現地到着は午前9時半ごろ。観察ポイントを探しても見つからず、一度園内をめぐってから再度ポイントへ・・・・
昆虫マニアの人が二人、同じようにポイントの周りで待機中ですが、姿を見せる様子はありません。
朝早くには、居たようですが、その後、姿を見せる様子はなく、いるのはほかのハチばかりで、いつの間にか時刻は午前11時。
二人のマニアさんたちは、諦めて帰られた後、一人で、あと30分だけ、粘ることにします。
帰ろうとした矢先、11時半過ぎになって、やっと姿を見せてくれました。


興味のない人が見ると、小さな緑色のハエにしか見えないかもしれません。落ち着かない様子で、動きが早く、撮るのに一苦労です。
他のハチの巣を伺いながら、寄生先を探して、動き回ります。


ムツバセイボウ(六歯青蜂)
以前も紹介したのですが、改めて・・・・・
頭胸部は紫青斑をもつ青緑色で、腹部は紫青色。紅金色または緑金色の横帯があって、体長1センチほどの小さなハチです。
腹部末端に六つの歯状の突起があり、名前の由来(六歯青蜂)にもなってます。
寄生蜂としても有名で、フタスジスズバチやヤマトフタスジドロバチなどの巣に寄生します。
宿主が木の中に作った房室にこっそりと産卵し、幼虫は宿主の幼虫を食べて育ちます。



お尻の歯状突起が見えますか??


昨年はゆっくり撮らせてくれたのですが、この日は動きが早くて苦労しました。それでも10分くらいは居てくれたでしょうか。
不思議なのは、なぜこのポイントに毎年やってくるのか? もちろん宿主のフタスジスズメバチの巣があるのですが・・・・・


正面から覗いた顔は、ハチというより、どこかのアニメキャラの主人公ようです。


粘った甲斐があって、何とかワンチャンスをものにできました。

次回は観察ポイントの周辺で見つけたそのほかの虫たちです。


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