さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

アメリカウズラシギ長逗留?

2020年09月26日 | 野鳥
前回の続き・・・・沼の周辺を散策して、再びアメリカウズラシギのところに戻って、しばらくすると、やっと動き出します。


しばらくあたりの様子を伺った後、少しずつ、ヨチヨチとこちらに向かってやってきます。近づいてきた姿をよく見ると、地味ですが綺麗な鳥です。



アメリカウズラシギ(アメリカ鶉鷸)
シベリヤ北部や北アメリカ北部で繁殖し、南アメリカ南部やオーストラリアで越冬する体長22~23センチほどの小さなシギの仲間です。
お馴染みのイソシギが全長20センチくらいですから、一回り大きいぐらいでしょうか。
日本には、まれに渡来する旅鳥ですが、シベリアとオーストラリアを行き来するグループが立ち寄るんでしょうね。
日本に立ち寄るのは秋の方が多く、幼鳥が多いようです。見た目はヒバリシギにも似てますが、大きさが違いますね。
ウズラシギとの違いは、前回も書いたように、胸の縦班と腹の白い部分の境がはっきりしてることです。
また、嘴の基部から中央付近にかけて黄色味が強い事が多く、ウズラシギは上嘴基部は暗色の事が多い。(ただし個体差あり)
嘴の長さも、ウズラシギより少し長いようですが、こればかりは比較してみないと分かりにくいですね。


近くまで来たアメリカウズラシギの正面顔を、少し大きくトリミングしてみました。


日本に来るのは秋が多く、幼鳥が多いとのことですが、幼鳥の特徴は、眉班が明確であるのと肩羽の羽縁が白いことから、幼鳥の可能性が高いですね。


背中の模様も綺麗です。


ウズラシギ仲間には、ウズラシギ・アメリカウズラシギ・ヒメウズラシギ・コシジロウズラシギがいます。(コシジロウズラシギは迷鳥?)
体形や羽の色がウズラに似てることから「ウズラシギ」とつけられたようですが、アメリカウズラシギは、アメリカ特産ではないようです。


このアメリカウズラシギ、9月24日時点では、まだ滞在していて、もう10日ほどいることになります。
いつまで居てくれるのでしょうか??

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