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シルク・ドゥ・ソレイユ キュリオス

2018年07月20日 | 舞台・音楽会

来日公演中のシルク・ドゥ・ソレイユの最新作「キュリオス」を見に行きました。のんびりしているうちに予約するのが遅れて、ぎりぎりの千秋楽になってしまいましたが、やっぱり見に行ってよかったです。東京公演は終了しましたが、7月29日より大阪、のち名古屋、福岡、仙台と巡演します。

シルク・ドゥ・ソレイユは、1984年にカナダのモントリオールで生まれたサーカス。15年前に初めて見た時に、従来のサーカスの枠を超えた芸術性の高いパフォーマンスに感動し、以来何度となく見てきました。今回の公演のタイトル「キュリオス」(KURIOS)は”好奇心”と”骨董品”という2つの意味があるそうです。

場所はお台場の広場に特設された大型テント”ビッグトップ”。パフォーマーのことを考えて温度が低めに設定されているので夏も快適です。中央の円いステージは、レトロな実験室のような設えで、舞台がはじまる前から、白衣を着た博士と奇妙なクリーチャーがパントマイムで観客を楽しませ、わくわく期待が高まりました。

舞台がはじまると、ステージ中央に大きな機関車が登場。時は産業革命の時代。中から19世紀の衣装に身を包んだマダムや紳士、曲芸師や音楽家が下りてきて、にぎやかにジャグリングや演奏、ダンスなどが始まり、一気に物語の世界に引き込まれました。

「ロシアン・クレードル」船のマストような高いところで、大きな男性が小柄な女性を放り投げては捕まえて、女性は空中で宙返り。軽々と宙を舞っているのがすごい。

「エアリアル・バイシクル」空中に吊られた自転車をこいだり、ぶらさがったり。吊り輪のような楽しいパフォーマンスです。

「コントーション」大仏のような大きな手の上で、4人のパフォーマーがアクロバティックなポーズを決めます。イソギンチャクか?ウミウシか?軟体動物のような体の柔らかさにびっくりしました。幻想的で美しかったです。

「アクロネット」シルク・ドゥ・ソレイユおなじみの大きなネットを使ったトランポリンの演技ですが、毎回趣向が違っていておもしろい。レインコートを着たパフォーマーたちがやってきた...と思いきや、コートを脱ぐと海の世界が繰り広げられました。

「バンキン」ラストは、シンクロナイズド床体操?リズミカルで息のぴったりあった演技から目が離せませんでした。

カーテンコールでは撮影の時間がありました。少し熱気が伝わるでしょうか? 今回、なんだかとっても短く感じられたのですが、楽しい時はあっという間に過ぎてしまうものかもしれません。夢のひとときを満喫しました。

(パフォーマンスの画像は、ネットよりお借りしました)

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