(お蕎麦に一家言ある)長野出身の方からおいしいとうかがって、祐天寺の駒沢通り沿いにあるお蕎麦屋さん「手打ち祐天寺 卯月」さんにお昼を食べに行きました。
一見ごくふつうの町のお蕎麦屋さんといった風情ですが、お客さんが途切れることなく入ってきて、地元の方が多いとは思いますが、人気のほどがうかがえます。席が比較的ゆったりとしていて、壁にはさりげなく版画の作品が飾られていました。
この日は軽く汗ばむほどの陽気でしたが、私は季節を問わず、冷たいお蕎麦をいただきます。ふだんは天せいろやとろろそば、なめこそばなどにすることが多いですが、”彩り野菜の素揚げせいろ” というのが珍しくて気になりました。”彩り野菜” というワードに弱いです。^^
お蕎麦はきゅっと冷たく、おつゆはほんのり温かい。中にはなす、にんじん、オクラ、ヤングコーン、さつまいもなどなど入って、まさに彩り野菜とよぶのがふさわしい。鬼おろしも少し入っていておそばによくからみました。素揚げ野菜に合わせて、おつゆは少し甘めのしっかりとしたお味ですが、コクがあっておいしかったです。
おつゆの器が片口のようになっていて、あとで蕎麦猪口で蕎麦湯を飲むときに、おつゆを少し注ぐのに便利でした。
こちらは鴨せいろ。おそばは大盛りです。こちらもおそばはきゅっと冷たく、おつゆはほんのり温かくなっています。
とろりとした蕎麦湯もまろやかで、また食べに行きたくなるお蕎麦屋さんでした。