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リストランテ 鎌倉フェリーチェ

2020年04月11日 | グルメ

昨日から本格的に在宅勤務がはじまりましたが、仕事関係のメールがプライベートアドレスにどんどん転送されてくるので、公私に気持ちを切り替えるのが難しい。今日はようやく朝から静かでほっとしました。

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さて、パンデミック前の鎌倉散策、ランチ編です。即売所で買った鎌倉野菜を稲村ヶ崎の駐車場に置いたついでに、近くでお昼をいただくことにしました。気になっていたお店がすでに満席だったので、それから Google Maps で探して、高台にあるイタリアン リストランテ 鎌倉フェリーチェ に予約の電話を入れました。

猫の通り道のような細い坂道をひたすら上ってたどり着いたのは、1階がご自宅、2階がレストランという一軒家です。急な来訪にもかかわらず、マダムが笑顔で迎えてくださいました。軽くパスタのつもりが、思いがけずプリフィクスのコースになりました。

アンティークのレースとカトラリーがシックなセッティング。

前菜です。中央にあるのはふわふわとしたチーズのムース。生ハムとまだほの温かい自家製グリッシーニ。イタリアから取り寄せた旬のグリーンピースとマスカット、そら豆が添えられた春らしい一品です。

こちらの前菜は、うずら肉に細いパスタをまとわせ、フリットにしたもの。山形の卵で作られたポーチドエッグと、イタリア直輸入の野生のアスパラガス。グリュイエールチーズのソース。たまごの黄身をからませながら、おいしくいただきました。

自家製のテーブルロールとフォカッチャ。

自家製生パスタ(名まえは忘れた)。トマトとズッキーニ、はんぺんのような食感のぷるぷるしたチーズであえてあります。

こちらは、生のホワイトアスパラガスと帆立を使ったオイルベースのパスタです。生のホワイトアスパラガスは、うどのようなしゃきっとした食感でした。

メインのお料理です。フランス産の豚肉と、イタリア産のきのこ(名前は失念)、ラディッキョ(紫のチコリのような野菜)。濃厚なソースが絶品でした。

私はお魚のフリットにしました。(なんのお魚だったか忘れた) イタリア産の野生のきのこ、タンポポの葉が添えられています。

デザート。イタリア風モンブランです。栗と柿、削ったチョコレートが添えられています。

私はセミフレッド(カスタードを凍らせたアイスのようなデザート)と、アプリコットケーキの盛り合わせを、ローズヒップをベースにしたハーブティとともにいただきました。

海に向かってテラスがあり、窓からの眺めがすばらしい。江の島が見えます。シェフはこの眺めに惚れ込んで、ここに決めたそうです。

鎌倉のレストランといえば、しらすや鎌倉野菜を看板メニューにしたお店が多いですが、我関せずイタリアの食材を取り入れているところにシェフのこだわりを感じます。食材は、現地に商社の目利きのバイヤーがいて、週一回空輸されるのだそうです。本格的なお料理はどれもおいしかったです。

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