自粛前のできごとをのんびり更新しています。
この日は田園調布にあるお蕎麦屋さん、兵隊家さんにお昼を食べに行きました。
立派な邸宅の並ぶ閑静な住宅街にあって、飾らない昔ながらのお蕎麦屋さんらしいお蕎麦屋さんです。お店の横に駐車場がありますが、休日のお昼時はあっという間にいっぱいになってしまいます。店内でも数組待って席に案内していただきました。
メニューは温・冷のお蕎麦のほか、定食も充実しています。これは宝来御膳です。この近くにある宝来公園から名づけられたのでしょうか。揚げ物3種に小鉢も2品とボリュームたっぷり。これにお蕎麦がつきます。
食事が終わる頃に店員さんに声をかけると、お蕎麦を持ってきてくださいます。ひと口サイズのお蕎麦と思いきや、結構しっかり量があって驚きました。
私は季節メニューの、ふきのとうと豚肉のつけせいろをいただきました。お蕎麦は冷たく、おつゆは温かく、ふきのとうの素揚げと豚薄切り肉が入っています。ほろ苦いふきのとうがなんとも滋味深い。春の味です。大好きなふきのとうがたくさん入っていて大満足でした。
こちらのお店が気に入って、実は後日もう一度お昼を食べに行ってしまいました。今度は池の見える席です。
この日は夫が、(私が先日いただいた)ふきのとうと豚肉のつけせいろ。私はごまだれせいろセットをいただきました。お蕎麦にごまだれとは珍しいですが、濃厚なたれがからんでおいしくいただきました。天ぷらとかやくごはんもついて、大満足のセットでした。
兵隊家というお店の名前は、初代が元近衛師団の軍人さんだったことから名付けられたのだとか。また、お蕎麦の出前に、ホンダのスーパーカブをいち早く導入しました。そのことが広告に取り上げられ、スーパーカブが出前用として全国に広まるきっかけとなったそうです。
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さて、おいしいお蕎麦をいただいた後は、多摩川まで咲き始めの桜を見に行きました。途中、福山雅治さんの歌で知られる桜坂を通りました。
桜はまだ3分咲きといったところでした。長さにして100mほどの坂ですが、福山さんの歌がきっかけで、今ではちょっとした桜の名所になっています。
この後、多摩川近くのスーパーに車を停めて川沿いを散策しました。多摩川沿いも桜の名所ですが、この日はまだ3分咲きくらいでした。それでもシートを敷いてお花見を楽しんでいる人たちの姿がありました。
川の向こうに見えるのは武蔵小杉のマンション群です。穏やかに流れる多摩川の風景が美しく、春まだ浅き川沿いの散策がとても気持ちがよかったです。