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白金 chez tomo Natural Cuisine

2022年04月15日 | グルメ

またもやすっかり間が空いてしまいましたが、4月初め、桜の満開がほんの少し過ぎた週末にブログをきっかけに仲良くしていただいているまだ~むさんとランチをごいっしょしました。

訪れたのは白金 chez tomo Natural Cuisine (シェ・トモ ナチュラル キュイジーヌ) 。銀座シェ トモの姉妹店にあたりますが、こちらのお店の前を通るたびに気になっていました。銀座のお店はインテリアもお料理もモダンなフランス料理ですが

こちらは白金といってもプラチナ通りから少し離れた昔ながらの住宅街にあり、インテリアもお料理もナチュラルテイストのカフェスタイルです。お店のコンセプトは異なりますが、銀座 シェ トモの遺伝子を受け継いだ、技のある本格的なフランス料理が楽しめました。

マンションの1階にありますが、一軒家レストランのような佇まいです。お店の並びにはすてきなカフェやチーズケーキのお店があり、全部のお店を制覇したくなってしまいます。

私たちには、(このお席ではないですが) 木漏れ日が差し込むサンルームのお席を用意してくださっていました。無垢の木のテーブルに自然と気持ちがリラックスし、心地よい時間がすごせました。

お好みの前菜の中から、私が選んだのは「冷製国産牛ほほ肉の煮込み 根セロリ フルーツトマト 菜の花をクレープ包みで」 春のお花畑のような愛らしい一皿に、自然と笑みがこぼれます。包まれた牛肉はほろほろの柔らかさ。セロリのソースも印象的でした。

まだ~むさんが選んだのは「青森県産アンコウを丸ごと使ったテリーヌ仕立て 新玉ねぎのクーリーとともに」 食通らしいまだ~むさんらしいセレクトです。クーリーというのは野菜をピューレ状にしたとろみのあるソースです。

2皿目の前菜は、トモのシグネチャー「山梨県産 有機自然農法の野菜達 28種の盛り合わせ」 銀座のお店で初めていただいた時にわ~と感激したお料理ですが、今回はゆったり余裕をもってひとつひとつ味わいました。ビーツ、さとうざや、ブロッコリー、さやいんげん、きゅうり

パプリカ、ぜんまい、ほうれんそう、アスパラガス、カリフラワー、ラディッシュ...と和洋の野菜がすべて違う味付けになっているというのがすばらしい。素材のお味を生かした繊細な味付けは、主役は野菜というシェフの謙虚な姿勢が伝わってくるよう。

メインのお料理はふたりともお魚料理を選びました。お料理に合わせたカトラリーがかわいい♪

お料理は「長崎県玄界灘産鮮魚のヴァプール 白米 押し麦のガレット アサリのクラムチャウダーと共に」 ソースの代わりにクラムチャウダーがかかっているというのが、新鮮な発見。上にのっているのはチーズのパリパリ。オレンジ色はにんじんのピュレ。

お食事の後は「イマジネーションのデザート」 使われる材料を見てデザートを選びます。いちごとクリームチーズ、チョコレートとオレンジ、桜と白玉粉の3種類。さて、どんなデザートが運ばれてくるでしょうか。

私が選んだのは「いちごとクリームチーズ」 まっかないちごのソースにクリームチーズのムース、いちごのシャーベット、まっかに熟したいちご、さくさくパイ。ナポレオンパイが変身して華やかに生まれ変わったようです。旬のいちごの魅力を存分に堪能しました。

まだ~むさんが選んだのは「桜と白玉粉」 なんとなく和菓子のようなデザートを想像していたので、予想外の姿にびっくり。まさにイマジネーションのデザートでした。ピンクとグリーンでこちらも春らしく愛らしいデザートでした。

深煎りのコーヒーも甘いデザートによく合ってとってもおいしかった。ダリの絵に出て来そうなスプーンも、まるでイマジネーションの世界でした。

お食事の後は、広尾駅までぶらぶら歩いて有栖川公園へ。桜が咲いているかな~?と思ったら意外と本数は少なく、宴会の人たちに独占されていて残念でしたが、緑豊かで起伏があり、景色の変化に富んだ日本庭園はぶらぶら歩いているだけでも楽しいです。

代わりにお隣の愛育病院の桜でお花見となりました。

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