セレンディピティ ダイアリー

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Brasserie Laiton

2022年12月27日 | グルメ

仕事や何やらで忙しい日が続いていたため、久しぶりの更新です。

この日は池袋の芸術劇場で用事があり、その後すぐ近くのフランス料理店 Brasserie Laiton (ブラッスリーレトン) でお昼をいただきました。事前にネット予約しようとしたらあいにく満席でしたが、ひょっとしたら入れるかも…とダメもとで訪れたところ

ラッキーなことに、入口近くのテーブルがひとつだけ空いていました。ダイニングルームの外にある、広縁のような空間ですが

この色使い、この佇まい。大好きなデンマークの画家、ハンマスホイの世界を彷彿とさせて、うれしくなってしまいました。

ほら、どことなく似ていませんか?

さて、前置きが長くなりました。ランチはコースメニュー4種類から選びます。

「今日は満席なので、お料理をお待たせするかもしれません」とスタッフが最初に運んでくださったバゲット。レストランの隣にベーカリーが併設されていて、そこで作られているのですが、かりっとしたバゲットは正統派のお味でした。

シェフお勧めの前菜の盛り合わせ。キャロットラペ、豚肉のリエット、右の2つは忘れてしまいましたが、どれもおいしかったです。

私は前菜が2皿選べるコースにしました。1皿目は牡蠣のアスピック。生牡蠣に、牡蠣のスープのゼリー、牡蠣のスープを使ったムース、キャビアを合わせた贅沢な一品。この日のお料理で一番気に入りました。

前菜もう一皿は「自家製シャルキュトリーの盛り合わせ」にしました。シャルキュトリーとはお肉の加工食品のことで、ハム、テリーヌ、レバーペースト等が盛り合され、パンデピス (スパイス入りパン) が添えられていました。レバーペーストが絶品でした。

メインのお料理です。こちらは国産合鴨のロティ オレンジソース。ぎゅっと旨みのつまった合鴨が最高。ソースもおいしかったです。

私は「仔羊の肩肉のトマト煮込み メルゲーズ添え」にしました。ほろほろに柔らかい仔羊がとろけるおいしさ。仔羊の挽肉を使ったソーセージ風のお料理も珍しく、食感の違いが楽しめました。さつまいも、れんこん、ごぼうと根菜の付け合わせもうれしい。

デザートです。こちらは「ヌガーグラッセ」です。ドライフルーツやナッツを入れた柔らかいアイスクリームで、素朴な風合いとクリーミィな食感が魅力です。

私はガトーショコラにしました。ブラウニーのような固めの仕上がりで、バニラのアイスクリームがよく合います。アメリカではおなじみのデザートですが、フランス風だとどうしてこんなにおしゃれになるのでしょう。コーヒーとともにおいしくいただきました。

お店の外観もすてきです。食事の後、レストランに併設されているベーカリーでお買い物しました。

バゲット、オニオンのパン、スイートポテトの入ったパン、じゃがいもの入ったパン。どれもおいしくいただきました。レストランもベーカリーも、近かったら何度も通いたくなるすてきなお店でした。

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