世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

同性愛者が少子化の原因?!

2006年06月03日 | 政治&社会情勢
6月1日は「平成17年の自殺者の数が3万2552人(8年連続3万人以上!)」という記事、翌6月2日は「出生率過去最低1.25、少子化止まらず」という記事。・・・明るくない記事が続いています。

ところで、“ペンギンの話”を知っていますか?

日本の動物園では、ペンギンを飼育しているところがたくさんありますが、立教大理学部の上田恵介教授(行動生態学)らの調査によると、ペンギンは“同性ペア”が多いのだそうです。

そして、ペンギンの世界にも、子どもの虐待が存在し、ネグレクト(放任、放置=面倒をみない)の被害にあう卵があるそうで、同性ペアが、ネグレクト(放置という虐待を)された卵を自分たちの子どもとして大事に育てている(虐待された卵を救っている)のだそうです。

この話は、欧米各地で大変な話題となったそうですが、なぜか日本ではほとんど知られていないんですよね。私も、この間、尾辻かな子大阪府議会議員(同性愛をカミングアウトした方)から教えてもらって知ったのでした。

とってもほほえましくて心があったか~くなる話だなぁ、と思いました。


「同性愛者が少子化の原因だ!」なんて言っている国会議員がいるらしいのですが、なんでそんな発想になるのかな?もしかして、ウケ狙いの冗談のつもり?

世の中には、同性愛や性同一性障がいなど、性的マイノリティーの方々がいますが、日本の社会では、彼らはいないことになっている(いないのが前提となっている)ため、ものすごく生きづらい思いをしています。

実際にいるのですから(人口の数%~10%と言われていますよね)、存在を認めればすっきりする(当たり前のことになる)のに、って思います。


少子化に歯止めがかからないことや非婚の増加は、同性愛者の存在が原因なんていう話ではないし、冗談でもそんなことを言ってはいけないですよ。(そんな言葉を発してしまう国会議員って誰なんだろう?人の心の痛みがわからない、非常識きわまりない人ですよねぇ)

やはり、行き着くところは「働き方」の問題なんだろうなぁ。男性も、女性も。つまり、男女が共に、仕事も家庭も子どもも、持ちたい人が持てる、選べるメニューのそろった社会にすれば、少子化は改善に向かうと思います。

ちゃんと仕事があって、男女がともに同じ条件で稼げる社会になれば、教育費だって払えるようになって、子どもを持ちたい人が持てるようになりますよ。


来週(6月8日午後3時10分~3時30分)の「田中優子の一般質問」では、「(希望する人が)子どもも仕事も両立できる社会に!」に視点をおいて、“マザーズ・ハローワーク”関連の質問を取り入れます。(乞うご期待!)


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「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」

2006年06月03日 | 議員活動
昨日のブログでご報告した「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」のことが、新聞各社で報道されました。(写真:6月1日の初会合の様子)

6月1日には朝日新聞と読売新聞の夕刊、2日は、毎日新聞、東京新聞、日経新聞に掲載、また共同通信でも配信してくれたので、北海道新聞など全国の地方紙に掲載されているようです。

代表は、横須賀市議会議員の藤野英明さんで、副代表は、大阪府議会議員の尾辻かな子さん、平塚市議会議員の江口友子さん、そして私、田中優子の3人です。

事務局は、NPO法人“自殺対策支援センター・ライフリンク”(代表:清水康之さん)が担ってくれています。

7月30日にはもっとたくさんの議員有志に参加してもらって大きな企画を打ちたいと考えています。


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