世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

議会運営委員会理事会(議会改革検討会)

2007年07月27日 | 議員活動
(写真:ムラサキアスパラ。茹でたらフツウの色になりましたが。夏は野菜がおいしい!特に、アスパラ、ジャガイモ、トウモロコシは、茹でてちょっと塩を振るだけでとってもおいしいですよね。幸せ~  )

さて、今日は、「議会運営委員会の理事会」がありました。内容は、“議会制度に関する検討”(議会制度改革について)です。

まず、先日マスコミ報道された「森元議員経歴詐称事件を教訓として、再発防止のための条例を作ろう」という動きに関して、他会派で誤解が生じていた部分があったということで、川上和彦・自民党政調会長より説明がありました。

諸星よういち・公明党幹事長とせたがや政策会議幹事長の私も関係していることだったので、それぞれ、この議会制度検討会で項目に挙げ、すべての交渉会派で話を進めていけるようにしてもらえるとありがたい、ということを訴えました。(この件は、それぞれの会派に一度持ち帰って検討することに)

続いて、前回の宿題となっていた、「質問時間と意見開陳の時間配分について」。

一人会派の3議員より、「質問時間を減らすことのないように」という要望が出され、それも踏まえての検討&議論となりました。

●本来の8分を基本として、全議員平等の時間配分とする。
●これまで一人会派の議員は9分だったのだからそれを新たな基準として全員を同じ時間にする。

この二つの意見に分かれました。

ウチの会派としては、8分でも9分でも、とにかく全議員が平等であればいい、という意見です(これまでは、一人会派の議員が9分、交渉会派の議員は7分15秒~7分45秒と、かなり少なくなっていましたから)。

でも、一人9分を基本にすると、一日の予算委員会、決算委員会の時間がこれまでに比べとても長くなり、実際、休憩時間も多くとる必要があるでしょうし、人間の集中力の限界を超えてしまうのではないか?(それでは議会の質が落ちる)と、懸念する声が(ウチの会派では)ありました。

また、議員の仕事は、「質問するだけ」、ではありません。

予算・決算委員会における他会派の議論や審議をも聞き、行政側の答弁も聞いた上で、自分たちの主張がどうなっているかを検証したり、次の質問に生かしたりしなければならない、わけです。

次の日、翌々日にまた質問があったりしますから、その準備もしなければなりません。そういうことを考えると、夜までかかる審議というのは非常に厳しいかなぁ・・・と。

実際、長い時間離席したままで、他会派の議論を聞いていない、という議員も一部にいます。次の質問の準備をしている、ということを聞いたことがありますが、それでは、本来の仕事である“予算・決算の審議”を聞いていないわけで、本末転倒ですよね。

やはり、「自分が質問したら終わり」ではなく、本当の意味で議会の活性化、予算・決算委員会の全体的な質の向上、ということを考えたら、集中力がどれだけ続くか、ということも重要な要素だと思います。

朝10時~夕方6時の今の時間でも、相当疲れますからねぇ・・・。ホント、今の時間でも限界かなぁ・・・という感じ。

結局、この質問時間と意見開陳の時間配分については、それぞれ二つの案が出され、「議会運営委員会」で諮ることとなりました。

また、今回は、一人会派の議員から傍聴の申し出がありましたが、理事会全体の合意が得られず見送られました。

ウチの会派は、傍聴を阻むものではありませんが、大事なことは、会全体の合意を図ること、だと思っていますので、そのように意見しました。


議会改革の検討、まだまだ続きます!!

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