↑
法務省が企画・製作しているDVDが資料として配布されました。
今日は、「女性のための政治スクール」、「裁判員制度の実施に向けて」
でした。(講師:法務省刑事局刑事法制企画官 加藤俊治検事)
来年の5月21日にスタートする「裁判員制度」ですが、皆様、どのように
思われますか?
私は、裁判員制度には問題が多いと思うので、反対です。
死刑制度の是非、終身刑導入の是非などを含め、量刑についても、
まだまだ議論が必要であると思いますし、
パンフレット謳われている、「国民のみなさんの参加で、ひとりひとり
の感覚や経験に根ざした新鮮な視点…」というのは、
言い換えれば「感情的な判断が働く可能性が大きい」ということだと
思うのです。
よほど、専門的な知識と訓練がなければ、そして、十分な情報が
なければ、「定量的な判断」は難しいと思います。
そうでなくても、一般的に私たちは「定性的な判断」(感情に流され
やすい…)をしがちだと思うのです。
弁護士会などでも、裁判員には(公判前整理によって)十分な情報
が与えられない可能性があり、それで判断するのはおかしい、という
意見が出されています。
そもそも、重大事件を3日間で審議する、ということ自体、恐ろしい
ことです。
冤罪が増えることも懸念されます。
これらの面から、「裁判員制度」の導入は、時期早尚だと思います。
↑
という意見をスクールのアンケートに書きました。
講師の方にも伝えられることと思います。
スクール第2部は、「ディベート準備」。
テーマは「外国人労働者の受け入れを増やす」ことについて。
「是」「非」の2つのグループに分かれて理論を組み立てていきました。
このテーマはとても奥が深い問題をはらんでいて、非常に難しいなー、
と感じました。
それから、ディベートというのは、たとえ自分の意見が「是」であっても、
「非」の立場でも論争できなければならない…どちらの立場でも理論
武装ができなければならない、というところが面白いですね。
←ランキングに参加しています。
ぜひ、ワンクリックで応援、お願いします!