昨日は、8月29日のブログでもお知らせしました「全国自死遺族
フォーラム2009」に行って来ました。
アメリカでは「サンクス・ギビング・デー」を「自死遺族の日」
としているそうです。
参加者は、子どもを亡くした遺族、配偶者を亡くした遺族、親を
亡くした遺族、というように色別のいネックレスをかけて交流を
はかっているそうです。
それを参考に、今日の会でも、参加者のプレートには色別の
シールが貼られていました。
この会の模様は、夜のNHKニュースで報じられました。
日本では、自殺者が3万人以上という状況が11年も続いていて、
今年も最悪の状況となりそうだということです。
もしも「新型インフルエンザ」で3万人の死者が出たら、どれほど
のパニックとなるでしょうか。
人の命の重さは同じです。この自殺者の数をみればいかに大変
な状況であるかがわかると思います。「新型インフルエンザ」
対策も重要ですが、同じように「自殺対策」も必要だと考えます。
まずは、「自殺を減らすこと」。防ぐことができる死、というもの
が必ずあります。
そして、もう一つ、大切なことが「遺族ケア」です。
今日のフォーラムの第一部「アメリカの当事者からの報告」は、7年
前に31歳の息子さんを自死で失い、自助グループに参加して活動
しているフィーゲルマン夫妻を招致しての講演でした。
「自殺は恥」という偏見の中でとてもつらい思いをした、ということ、
遺族ケアの会で絆と希望を感じたこと、等々が語られていました。
自死遺族の方々がどれほどつらい日々を送らなければならないか、
「どん底に落とされた感覚だった」という講演者の言葉が胸に響き
ました。そのショックの大きさは、遺族でなければわからないでしょう。
「遺族の会」では、「自分は精神医療の専門家にもかかわらず、家族
の死を防ぐことができなかった」と自責の念にかられている遺族もいて、
ほかのメンバーに助けられる場面があるそうです。そこには「癒しの
プロセス」があります。
日本でも「自死遺族の会」があちこちででき始めています。
「遺族の会」の重要な役割は「自分を許すこと」というお話もありました。
毎年3万人以上の自殺者が11年も続いている日本。遺族や関係者の
数は数百万人に上っていることでしょう。
ぜひとも、「自殺は個人の勝手な死」という偏見を社会から取り除き、
「いつ誰に起こるかもわからない社会問題である」ととらえ、遺族の
方々のケアが進むよう、行政としても必要な支援に取り組んでもらい
たい、と、感じました。
『全国自死遺族連絡会』の連絡先
世話人:田中幸子さん TEL & FAX 022-717-5066
※「自死で家族や大切な方を亡くした方」で、本会の趣旨に賛同する個人
の方であればどなたでも会員になることができます。会費は無料です。
←それぞれワンクリックをお願いします
フォーラム2009」に行って来ました。
アメリカでは「サンクス・ギビング・デー」を「自死遺族の日」
としているそうです。
参加者は、子どもを亡くした遺族、配偶者を亡くした遺族、親を
亡くした遺族、というように色別のいネックレスをかけて交流を
はかっているそうです。
それを参考に、今日の会でも、参加者のプレートには色別の
シールが貼られていました。
この会の模様は、夜のNHKニュースで報じられました。
日本では、自殺者が3万人以上という状況が11年も続いていて、
今年も最悪の状況となりそうだということです。
もしも「新型インフルエンザ」で3万人の死者が出たら、どれほど
のパニックとなるでしょうか。
人の命の重さは同じです。この自殺者の数をみればいかに大変
な状況であるかがわかると思います。「新型インフルエンザ」
対策も重要ですが、同じように「自殺対策」も必要だと考えます。
まずは、「自殺を減らすこと」。防ぐことができる死、というもの
が必ずあります。
そして、もう一つ、大切なことが「遺族ケア」です。
今日のフォーラムの第一部「アメリカの当事者からの報告」は、7年
前に31歳の息子さんを自死で失い、自助グループに参加して活動
しているフィーゲルマン夫妻を招致しての講演でした。
「自殺は恥」という偏見の中でとてもつらい思いをした、ということ、
遺族ケアの会で絆と希望を感じたこと、等々が語られていました。
自死遺族の方々がどれほどつらい日々を送らなければならないか、
「どん底に落とされた感覚だった」という講演者の言葉が胸に響き
ました。そのショックの大きさは、遺族でなければわからないでしょう。
「遺族の会」では、「自分は精神医療の専門家にもかかわらず、家族
の死を防ぐことができなかった」と自責の念にかられている遺族もいて、
ほかのメンバーに助けられる場面があるそうです。そこには「癒しの
プロセス」があります。
日本でも「自死遺族の会」があちこちででき始めています。
「遺族の会」の重要な役割は「自分を許すこと」というお話もありました。
毎年3万人以上の自殺者が11年も続いている日本。遺族や関係者の
数は数百万人に上っていることでしょう。
ぜひとも、「自殺は個人の勝手な死」という偏見を社会から取り除き、
「いつ誰に起こるかもわからない社会問題である」ととらえ、遺族の
方々のケアが進むよう、行政としても必要な支援に取り組んでもらい
たい、と、感じました。
『全国自死遺族連絡会』の連絡先
世話人:田中幸子さん TEL & FAX 022-717-5066
※「自死で家族や大切な方を亡くした方」で、本会の趣旨に賛同する個人
の方であればどなたでも会員になることができます。会費は無料です。
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