昨日に引き続き、「女性のための政治スクール」の報告です。
限界集落の「都営戸山アパート」のあと、社会福祉法人杉の子会
が運営する「エイビイシイ保育園」を視察させていただきました。
ここは、東京でただ一つ、24時間体制の夜間保育を実施している
認可保育園です。
(写真:片野清美園長。保育にかける想いを熱く語って下さいました)
「夜間保育」というと、夜のサービス業のお母さんが多い、という
イメージだが、国家公務員、大企業、医者など70%はキャリア職。
30%が母子・父子家庭とのこと。
歌舞伎町のベビーホテルから出発した。必ず公的支援を受けられる
ようにする!と目指してきたそうです。
片野園長のこだわり保育の内容
「食育」…有機無農薬野菜にこだわって産直で購入し、離乳食・給食
を作っている。
「遊育」…毎月一度はバスで遠出する。生きる力をはぐくむ。
(写真:自然農法で作られたかぼちゃ、お茶をつかった手作りケーキ。
私たち視察メンバーのために用意してくださっていました。甘さ控えめ
で、ほ・ん・と・う・に、美味しかったです!ありがとうございました)
7年前から「学童保育・風の子クラブ」も隣の一軒家に作り、約60名
が登録(常時40名が来ている)。
こちらも24時間体制で、夕食を提供。お風呂もあり、宿題もみてあげる。
子どもたちはとても生き生きしている!とのこと。
この保育園や学童クラブに入れたお子さん、親御さんは本当に幸せだろう
なぁ~!と感じた視察でした。
こういう施設はもっと必要だと思います。
「夜まで子どもを預けるなんて」という批判があり、なかなか夜間保育は
進みませんが、でも、実際、夜間保育が必要な仕事ってありますからね。
そして、保育園に預けることが「育児放棄」という偏見が、日本社会には
まだどこかで根強くあるように感じますが、けっしてそんなことはありませ
ん。育児は「関わっている時間の長さ」ではなく「密度」だから。
いろいろな誤解や偏見がなくなって、子育てしやすい社会となるよう、
政治セクターでも頑張っていきたいと思います。
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