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世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

女性のための政治スクール 「限界集落を視察」

2009年09月12日 | 視察&勉強会
今日は、「女性のための政治スクール」で、“限界集落”
「都営住宅百人町アパート」を視察しました。

    

今、社会問題となっている “限界集落” とは、65歳以上の住民
が50%を超えた集落のこと。やがて道路管理や冠婚葬祭等が
行なえなくなり、その集落は消滅する、と言われている。

「都営百人町アパート」建て替え前は「戸山団地」と呼ばれてい
ました。現在、65歳以上が60%を超えている、 “限界集落” です。


(写真:最上階の11階から見下ろした風景)

都内には26万戸の都営住宅があり、老朽化した住宅が10万戸に上る。

建て替えの際に、不燃化、バリアフリー化、道路の拡幅、高齢者施設、
障がい者施設、保育施設などの整備を行なっているため、一戸あたり
の室内が狭くなったり、家賃があがったりで、元のところに戻れない
人がいる、ということが問題になっている。

そういう人たちは、結局、ほかの地域の老朽化した都営アパートに移る
例が多いのです。

「都営アパートが地域の核となるように考えている、と、都は言うが
矛盾していないか?」との質問に、「建て替えでは様々な工夫をしている
ので…(もごもご?)」 ⇒ 答えになっていませんでした。

実際、ここに住んでいる方からお話を伺いましたが、何が大変って、
共益費を集めること、だそうです。

建て替えたことで街灯が増えた(740本もある!)。電気代、配水管や
換気扇の清掃、低木の剪定など、共益費の負担が重くなり、集めるの
も認知症の人もいて、届けた、届けない、でトラブルになり、共益費
の徴収が非常に困難!とのこと。

これなどは、公団、公社の住宅のように、家賃に共益費を含むことに
すればいいのに、と思いました。

うーん、住宅政策って本当に難しいですね。


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