今日の朝日新聞の記事。
「電動アシスト自転車、100台貸し出す」との内容です。
今年3月の予算特別委員会で(3月17日)、私がこの件に関しては
質問(提案)しています。
その時は、なんだかはっきりしない答弁で、「やりたいんだったら
やりたいと答弁してくれればいいのに!」と、かなり突っ込んで質問
したのですが、のらりくらり…
「難しいんですけれどもー、(中略)対応してみたいと思います」
だったんですね。
でも、とにかく、質問したことが実現しそうで何よりです!
9月議会での議案となりますが、可決されれば、レンタサイクルを
利用する区民の利便性がかなり向上することでしょう。
【3月17日の予算委員会での質疑のやり取り】
■動画は
こちら(田中優子のところの「再生」をクリックしてください)
⇒工藤部長の最後の答弁はぜひ区民の皆様にも見ていただきたい
です!笑顔?がすばらしいので…(笑)
■議事録も以下に貼り付けます。(お時間のある方、読んでください)
◆田中委員 私からは、レンタサイクルへの電動アシスト自転車の
導入について伺いたいと思います。この電動アシスト自転車につき
ましては、庁有車への導入の提案というのが先日、他の所管ですが、
自民党委員よりありましたけれども、今回はレンタサイクルに導入
してはいかがか、ということなんですね。
以前は電動アシスト自転車というのは、非常に値段も高いし、車体
自体も重くて、バッテリーのもちも余りよくなかったんですけれども、
最近は随分いろいろなことが改良され、しかも値段もかなり安くなって
きています。六万円を切るものまであるようになり、世田谷は坂とか
ずっとなだらかな傾斜で、結構自転車をこぐのが大変という道もある
ので、これをレンタサイクルに導入したら区民の方々にとっても負担
軽減にもなりますし、利用が促進されるのではないかと思いますが、
いかがでしょうか。区としてのお考えをお聞かせください。
◎安藤:交通安全自転車課長 区で設置していますレンタサイクル
ポートは現在五カ所ございまして、約千二百台配置してございます。
新たに桜新町を加えまして、六カ所、千四百五十台となります。
このうち四カ所は放置自転車の所有者に引き取られなかった自転車
を再整備して利用してきてございます。
電動アシスト自転車のレンタサイクルへの導入は、環境に優しい
乗り物として、また、身体への負荷が少なく利用者拡大につながる
ものと認識はしてございます。
◆田中委員 利用者拡大につながると認識していると今ご答弁が
あったんですが、では、もし導入するとした場合にはどんな課題が
あるかということをお聞かせください。
◎安藤:交通安全自転車課長 電動アシスト自転車の性能を考え
ますと、標準的なもので一台コスト約十万円前後と高価であります。
また、バッテリーの耐用年数も、使い方によりますと一年程度しか
ないと見込まれ、さらに充電ポイント、新たなメンテナンス費用など
が発生してまいります。
今後、電動アシスト自転車の人気は高まるものと考えられますが、
コストもかかるため、貸し出し時の保証金、レンタル料をどう考え
るか、そのために条例の規定を整備しなければならないなど、研究
していく必要がございます。
◆田中委員 今のご答弁だと、一番の課題はコスト面なのかなと
思うんですけれども、例えば所管は違いますけれども、職員給与の
振り込みの第二口座、その手数料だけでも今区は毎月五十万円
かかっている、年間にしたら六百万円ですよね。第一口座はともか
くとして、二番目の口座の振り込みの手数料までも何で税金で負担
しなきゃいけないのかなと思うわけですが、こういう全庁的に考え
たら、私どもから見たらいろんな無駄みたいなものがあるわけですよ。
仮にこの年間六百万円と思えば、電動アシスト自転車、六万円だっ
たら百台、十万円としたって六十台ぐらい買えるということになる
わけで、研究だけでなく、例えば十台からでもモデル的に実施して
みたらいかがかなと思うんですが、いかがでしょうか。
◎工藤:交通政策担当部長 この間、都市型のレンタサイクルといい
ますか、こういったものがこの一年間だけでも各マスコミ関係、テレビ
とかラジオが来ていますけれども、また国の機関とか他の自治体とか、
世田谷区のほうに見学に来ています。大変重要な政策を行っていると
考えています。
安藤が先ほど答弁しましたように、電動アシスト自転車を導入する
となりますと、初めてのことでございますので、課題や未知の部分も
やっぱりあるのかなと。さまざまな研究、調査を行ってまいります。
また、国の動向あるいは民間の動き、こういったものにも注目する
必要があるかなと思っております。
自転車対策の次期十年間の世田谷区自転車等の利用に関する総合
計画、これを二十一年度で策定することとなっておりますので、
このような新しい取り組みを十分認識してまいりますので、ご理解の
ほどよろしくお願い申し上げます。
◆田中委員 何かいろいろかたい答弁だったんですけれども、気持ち
としてはやってみたいなとか、やれたらいいかなとか、それはいかが
ですか、部長。
(「やらせてくれと担当課長、言ったぞ」と呼ぶ者あり)
○菅沼 委員長 静粛にお願いします。
◎工藤:交通政策担当部長 そうですね。難しいんですけれども、
先ほど答弁したように、国の動向とか民間の動きも、できる、でき
ないの動きもあるかもしれません。そういったことも注目しながら
対応してみたいと考えております。
◆田中委員 積極的に研究なり認識を深めていくなりしていただき
たいと思います。では、小泉委員に交代いたします。
(引用終わり)
※ただし、この質問の中で例を挙げている「職員の第二口座の振込
み手数料」については、“年間手数料”を“毎月の手数料”と間違えて
発言してしまっているので訂正します。
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