世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

本会議二日目、臨時都市整備委員会にて「畦畔(けいはん)裁判」に関する追加議案の説明

2009年09月16日 | 議会報告
 
(写真:キャンドルアーティスト西尾修さんの作品)


「区議会第3回定例会」本会議二日目。

公明党の代表質問の後、一般質問(議員個人の質問)が続きました。

毎度同じことを書いているかもしれませんが、議会質問を聞いていると、

「ただ原稿を読んでいるだけ…(もしかしてお役人任せの原稿?)」、
「一生懸命自分で調べて原稿を作って、想いを訴えたくて質問をして
いる」、「一生懸命さは伝わってくるけれど、何を訴えているのかよく
わからない??(話し方の問題、内容の問題、と原因はいろいろ)」、

…というように、シビアに分かれます。

そしてそれは、実は議場の中では、かなりはっきり反応が現れるもの
なんですね。 (今回、自分が議場での質問の担当がなかったから、
評論家のような論評になっていますが)

ところで、今日は、本会議終了後、臨時の「都市整備委員会」が開かれ、
畦畔(けいはん)裁判」に関する追加議案が上程されることになり、
その事前説明が行なわれました。

うちの会派では、そのことが提案された「理事会」と「議会運営委員会」
で、「裁判の判決文を読み込む時間もなく、区(今回の裁判では被告)
側の説明だけで、控訴するかどうか決めろというのはむちゃくちゃだ」
と、おおば正明幹事長が主張したのですが、臨時議会を開く日程が
難しいという理由で、無理やり今日のスケジュールとなりました。

明日、都市整備委員会がまた開かれて、この議案(区が敗訴した地裁
の結果を受けて控訴することを認めるかどうか)審議することになります。

うちの会派では、時間が限られている中、地裁の判決文を読み込んで、
何が問題か、控訴したところで区の言い分が通る可能性があるかどうか、
十分に話し合いをしました。

この「畦畔」の問題は、幹事長のおおば正明議員が昨年の第4回定例会
(11月議会)一般質問で取り上げています。
     ↓      ↓      ↓
質問 畦畔(けいはん)は時効取得できるが、平成16年に区の判断で国
から移管を受けたことで時効が消滅した。時効取得の権利を告知せず
移管を進めたのは問題ではないのか。
     ↓      ↓      ↓
質問 畦畔(けいはん)は現在区有地(くゆうち)であるにもかかわらず、
幅員や延長、面積などについて区はほとんど把握していない。このよう
な状況でどうして公有財産として管理できるのか。

私の昨年12月21日のブログでも報告していますが。

その時は、別の裁判で 「世田谷区は一審では勝訴し、二審で敗訴、
そして今回、最高裁に上告した」という状況でした。

その際、「最高裁の判決を聞いた方がいいだろう」ということで、上告した
こと自体に会派として反対はしませんでしたが、うちの会派では、おそらく
世田谷区が敗訴するだろう、と思っています。

…と、ブログに書いています。

また、同じような案件です。これ、抜本的に解決する方法を考えないこと
には、次から次へと裁判が起こる可能性があるんです。

「畦畔」に関係ない人には全くピンと来ない、何の話だかわからないと
思いますが、本当に大変な問題だと思います。

いやぁ~、しかし、裁判の判決文って、独特な言い回しと聞いたことが
ないような専門用語が含まれていて、本当に読みづらい。

でも、慣れてくると、専門用語も理解できるようになって、興味が出て
くるんですよね。不思議な感覚です。


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