ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

直感に優れた知恵は知識と経験の積み重ね『青年の大成』

2020-04-19 08:06:01 | 人生を「生かす」には
@「直感に優れた知恵」とは単なる知識ではなく情緒豊かな経験から来る発想力だ。
「知恵」は机上の情報だけでは不十分であり、様々な実際の経験値から産み出る物である。情報からなる知識は誰でもが持ち合わせることができるが知恵は別物であり、これからの世の中この「知恵」(創意工夫)はもっと重要になるはずである。 これからは意見を提案・議論する場が重要視され、それには自身の意見をまとめわかりやすく提案することが必要だろう。 プレゼンで使われるのは3つの提案、3つの意見、3つの選択など「3つ」が人が理解しやすい尺度の要となる。

『青年の大成』安岡正篤
『一体人間とは何ぞや』という問題から始まり『人生いかに生くべきか』の命題を、ともすれば学者が論述するような概念論や抽象論ではなく、実に具体的に懇切丁寧に解明して、人として世に処する道を人間味豊かに諄々と説いていることだ。この社会を覚醒させるための正義と真理を求めて深い教養を身につけて欲しい。そのためにはまず修練のうえに立った実力が求められる。実力をたかめるためには努力を重ねること。そこには当然自らを省み、苦しまねば実力はつかない。実力をつけるためにはどうすればよいか。その心構えについて、わかりやすく噛みくだいて青年達を勇気づける言葉をおくっている
ー「青年時代」理想像に向かって絶えず努力する、そこに到達するように努力するということが成年の運命を決する。理想の情熱を喚起する・心明るく・望み清く
ー人間としての本質的要素とは人間の徳性と習慣、附属的要素とは知識と技能
「曹操の詩句」 青年と大志を以て。そして老年になっても、壮心を持て。烈士暮年、壮心已まず。
ー「感恩報謝」 恩とは漢字で環境(かこみ)、大人の心からなる
    天地の恩、人間の恩、道の恩、教えの恩
「愛読書と座右を持つこと」 それはなるべく精神的価値の高い、人間的心理を豊かにするもの
「良い師、良き友を持つ事」 虚心坦懐でどんな人に対しても耳をすませる
「寸陰を惜しむ」 「三上」とは枕・馬・厠(寝室・車中・便所)
    どんなに忙しい人でも志さえあれば随分大事、大業をなしている(水戸光圀・大日本史)
ー「勝海舟・貧乏」貧乏でオランダ語の辞書を安く借りて写本を2冊作り、1冊を売った
ー「人間の脳」3歳で細胞の80%が機能を開始する(3つ後の魂百まで)
    脳の重量は少年時代の体重の大体6%、全血液の40%にのぼる 大人だと20%になる
「頭が良いというのは」知識ではなく、直感に優れた知恵である さらに情緒に結びつく