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無実の男を如何に救えるか『リチャード・ジュエル』⭐️4.5

2022-12-13 12:01:00 | 映画から見える世の中の動き
無実の人間を容疑者の罪を如何に救えるのか、弁護士の能力が試される映画だ。結局、FBIとしてのメンツ(誰かを即刻犯人に仕立てる)を保つためにリチャードを容疑者とメディアに発表。容疑者としてみなされたことで、生活は一変、世間の目は冷たく、報道関係者、FBIのしつこい追跡、捜査などが続いた。正義の味方、法を守るべき組織が無実の男の人生を無視したノンフィクション映画だ。
『リチャード・ジュエル』
1996年アトランタ爆破事件の実話。警備員のリチャードが爆破物を発見した事で人生が変わる。第一発見者として多くの人々の命を守った事で一躍ヒーローに、だがFBIがメディアに情報を垂れ流した事で容疑者として逮捕される。88日間後に容疑が晴れ、6年後に実行犯が逮捕される。



母の思いは誰よりも強い『TILL』⭐️4.5

2022-12-13 09:16:00 | 映画から見える世の中の動き
人種差別での事件は数多く、現代でもその遺恨は残っている。映画では、リンチにあった息子の姿そのままを母は世間に公開、その勇気は凄まじい。そのことで勇気をもらった人々が多く、世間は大きく動いた事を忘れてはならない「弱肉強食」、権力を持ったコミュニティー、弁護士、政治家が思うままにする。弱者はそれに「仕方なく従う」社会は未だ蔓延り「悪」(虐待)の醜態はの根強く強い。涙なしには見られないノンフィクション映画の一つだ。「リンチに対する法がエメット・ティルの死後、67年後、2022年3月29日に定まる」
『TILL』
1955年ミシシッピーの綿花農場へ出稼ぎに出た息子ボボー(エメット・ティル)、些細なことで誘拐され、残忍なリンチで殺害され、水死体で発見される。その後、母親メイミー(ダニエル・デッドウイラー)は、関与した人々を裁判にかけるために働きながら、背後にある人種差別を暴露することを明らかにする事だった。