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人間の愚かさは制御できなくなって初めて知る『爆発処理班の遭遇したスピン』

2023-08-01 08:23:30 | ミステリー小説から見えるもの
人間の愚かさ、脅威、遺伝子操作された不可思議な獣、連続殺害犯人の心境、元警官の私生活変化など現代、近未来に発生、出現しそうな不可思議に変化する人間と生き物の生態小説はなかなか興味をそそる内容だ。それは現実にも存在し身近な「人間の生態」であり、人間が作り出す「生き物・獣」だからだと思う。今後遺伝子操作でSF映画などで見る突然変異の獣が出現する、その時人間は防御・守りができるだろうか。
『爆発処理班の遭遇したスピン』佐藤究
「概要」鹿児島県の小学校に、爆破予告が入る。急行した爆発物処理班の駒沢と宇原が目にしたのは黒い箱。処理を無事終えたと安心した刹那、爆発が起き駒沢は大けがを負ってしまう。事態の収拾もつかぬまま、今度は、鹿児島市の繁華街にあるホテルで酸素カプセルにも爆弾を設置したとの連絡が入った。カプセルの中には睡眠中の官僚がいて、カバーを開ければ即爆発するという。さらに同時刻、全く同じ爆弾が沖縄の米軍基地にも仕掛けられていることが判明。事件のカギとなるのは量子力学!?
ー「爆破犯人」は特殊な仕組みの爆薬で無惨な結果を導き出す。FBI/警官等への卑劣な事件を陰で歓喜している犯人。
ー「遺伝子操作で生み出された獣」動物と獣の遺伝子を組み合わせ得体の知れない生き物を生み出すがその生態を操作できない人間
ー「ヤクザと市民権」ヤクザになることを後悔した人間の生き様。
ー「元警官の私生活」を記事に長年勤めた米国殺人課の元警官。異常な社会を潜り抜けた人間は普通とは違った異様な性格に変わる。
ー「終戦直後の仕事」GHQによる野犬確保が孤児含めた家無し人間の撤廃処理。所謂火炎放射器による完全燃焼で証拠を消退る仕事に就く。



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