私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

「倫理という力」 前田英樹

2016年08月14日 07時25分35秒 | 読書感想
この本はずいぶん前、それこそ病気になる前に買った本です。

10年近く前、まだ二十歳前後のころです。

当時は、よくわからず最初の数ページをチョロっと読んだだけでした。

改めて最後まで読んでみて、やはりよくわかりません。

これは筆者の説明の仕方が下手なのか、私の理解力が乏しいのか、はたまた倫理というものがそもそも言葉で説明することのできないものなのか。

本文の中にも「人を道徳的に振る舞わせる力は、理論とは別のところにある」とあります。

これは言い換えれば、言葉で道徳を説くことはできないともいえます。

ではかつての仏陀やイエスはどうしたか。

本文では「彼らは、ただ端的にある行動をやってみせた」とあります。

そうなってくると、倫理や道徳に関して書籍から学ぼうとすることに、どれほどの意味があるのかしら。


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