私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

揺らぐ

2011年01月21日 22時31分34秒 | 過食症
今日、母が来た。

お金を持って来てくれた。

そのとき、3月が終われば今の生活環境が変わることになる、その可能性を示唆された。

今現在、家賃を払ってもらっているわけですが、それが払えないから違う場所に住めということを言われました。

それはとても困ります。

でも現実的に考えても仕方のないことです。

いま、過食もせずにそれなりにいい時間を過ごしています。

平和な時間を。

自分なりに病気の生活を抜け出そうとして、上手くいってると思っています。

でも、それを揺るがす宣告でした。

いろんな意味で。

深く言えませんが。

今日、とても過食したくなりました。

新たな住居での生活は、安らかな落ち着いた生活が約束されているのでしょうか。

そうでない可能性を私は知っています。

母の訪問を恨めしく思いました。

「蒲生邸事件」 宮部みゆき

2011年01月19日 16時55分12秒 | 読書感想
平成を生きる主人公が二・二六事件の日へとタイムトラベルする物語。

主人公同様、この辺の時代に関して無知でしたが読めないこともありませんでした。

ミステリーを描いた小説ではなく歴史を新たな角度から描く小説といった感じですね。

当時の人々はこれから先の暗い日本の将来を知らずに生きていて、それを知った上でも臆せずに生きていこうと決意する人もいて・・・簡単にいえばそんな感じの内容です。

「赤い指」 東野圭吾

2011年01月16日 22時20分23秒 | 読書感想
一日、というか半日で、あっちゅう間に読んでしまいました。

滞ることなくスラスラ読ませる文章力のある作家です。

そして内容も面白いときてる。

こりゃ人気作家になるわけです。

倒叙ものということなんかもあって、「容疑者xの献身」となんとなく同じ雰囲気を感じました。

しかし「容疑者xの献身」の方が仕組まれているものがしっかりしていて、やはり一枚上手といった感じです。

ただ、「赤い指」でも爽快的な仕組みは隠されており、なおかつミステリとかとは違う枠組みでの感動もあります。

感動と言っても、別に泣いたわけでもないですが。

ただ、正月、実家に帰ってのお婆ちゃんのこともあり、私自身もう若いわけでもないこともあって、「介護問題?そんなの知らねえ」とも言ってられないかったり、そんな状況もあったのでしょう。

映画「ソーシャルネットワーク」

2011年01月16日 14時12分48秒 | Weblog
最近、気になってることがありました。

とある映画のCMです。

そこで流れている音楽です。

私の好きな歌にメロディーが似ている。

でもアレンジが大きく違っている。

ひょっとしてこれは・・・。

でも、映画のCMでは普通、主題歌の曲名までは明記されないものです。

ネットで調べないとな、と思いつつ忘れていたのですが、つい今しがた調べてみたら・・・。

やはり、レディオヘッドの「クリープ」でした。

合唱風にアレンジされたものを主題歌として起用しているみたいです。

いやあ、すばらしい。

日本映画の「告白」に「ラストフラワーズ」が使われた時もそうですが、変に日本でブームにならず、琴線に触れる人だけが彼らの音楽に酔い、着実にファンを増やしていってほしいと思います。

レディオヘッドはその音楽性に反して日本での評価があまりにも低すぎると感じているいちファンの感情です。

「アフターダーク」 村上春樹

2011年01月15日 18時32分31秒 | 読書感想
村上春樹の小説を読んだのはこれが何作品目だろう。

初めて読んだのが「海辺のカフカ」。

次に読んだのが「風の歌を聴け」。

三作品目。

二日弱で読みました。

難しい内容ではないですし、長編ですが文字数は少ないです。

隠喩。

それにどっぷり乗っかかるタイプの人ですね。

姉が連れて行かれた世界は何を意味するのか。

それがこの小説の要。

二つの世界を隔てる壁とその向こう側とこちら側を描く、みたいな。

まあ、おもしろいっちゃおもしろい小説ですね。

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

2011年01月14日 10時03分27秒 | 読書感想
逃走劇。

大統領暗殺の濡れ衣を着せられた男が主人公。

敵は国家か警察か。

その辺の真相は二の次で、とにかく逃げる主人公を描く。

おもしろかったです。

500ページある長編でしたが二日で読み終えました。

第三部までは事件を少し離れた所から描かれており、第四部からが本番といった感じ。

そこから急に面白くなってきますね。

事件冒頭の森田森吾との車の中でのやり取りなんか引き込まれます。

伏線がたくさん張られていて、著者も頑張って書いたんだろうなと思います。

2008年の「このミス」第1位も納得の作品です。

「名探偵の掟」 東野圭吾

2011年01月11日 16時02分37秒 | 読書感想
推理小説に対して批判的。

誰が批判しているかといえば、それは主人公みずから。

主人公の警部と探偵の二人が小説の登場人物でありながら、小説世界を一時離脱していま自分たちが演じている推理小説に対して批判するといった内容のオムニバス。

もう途中から、そんな小説世界はいいから、はやく二人の虚構外での会話を聞きたくなります。

ただ、過去の推理小説ありきでの批判なので、いわゆる王道といえるような推理小説を踏んできていない人たちが読むには適していない内容ではあります。

それどころか、かつての傑作といわれるような作品のトリックなりを安直に用いたりしているので、いつか読むかもしれないそれらの過去の名作のネタバレを防ぐ意味でも逆に読まない方がいいかもしれない。

アガサクリスティあたりのメジャーどころの作品を読んでない人は、そちらを読んだ方が数百倍楽しめると思います。

過食危機

2011年01月10日 10時23分42秒 | 過食症

昨日、過食衝動が危なかった。

結構ぎりぎりのところまできていたと思う。

過食衝動は30分ともたないない、なんていうけどあれは嘘。

夕方から本格的にきて、夜遅くまで去らなかった。

なんとか力技でねじ伏せた感じ。

息の根を止めてやる、ってな具合に。


電子辞書、購入

2011年01月08日 23時34分10秒 | Weblog
電子辞書を買いました。

むか~し、一台持っていたのですが、役立った印象もないまま壊れてしまいました。

それ以来ずっと、電子辞書を持たずにいました。

紙の辞書がありますんで。

それに、求めるものはそれを手に入れるまでに時間をかけるほど覚えやすい、という噂を耳にしたこともありますし。

ただやっぱり、本なんかを読んでいてわからない言葉がでてきたら、ササッと手早く調べたいもんです。

完全にわからない言葉であれば、時間がかかってでも分厚い辞書を引いて調べるのですが、なんとなく意味のわかる言葉なんかは、調べずにそのまま読み進めたりもします。

漢字からなんとなく意味は察しがつくけど読み方は微妙、なんて熟語の場合ほぼ完全にスルーします。

いちいち時間をかけて辞書を引いて、読書を中断させたくないのです。

そのため、ちゃんとした正式な読み方のわからない二字熟語とか、意外とたくさんあったりします。



電子辞書といってもたくさんの種類があります。

まず最初に目をつけたのは、TVショッピングのジャパネットタカタで紹介していたシャープの19800円の電子辞書でした。

ただ、買うとしたらヨドバシカメラのポイントカードを持っているので、ヨドバシカメラで購入した方がいいかなと考えました。

それでパソコンを起動し、ヨドバシカメラのホームページ、ヨドバシドットコムにアクセス。

そこではジャパネットタカタと同じ辞書が、同じような値段で売られていました。

それは正確には、シャープの「ブレーン」という電子辞書の生活総合モデルです。

しかし、その「ブレーン」には他にも学生モデルというのがあります。

それは生活総合モデルよりも少しだけ高い値段で売られています。

メーカーのホームページにアクセスして調べてみると、生活総合モデルには「健康関連の書籍」や「経済・ビジネス用語」、「マナー関連」などが入っています。

学生モデルはそれらが無い代わりに、受験に役立つ書籍類などがたくさん入っているようです。

学生モデルの方がいいやと思いました。

ポイントカードを店舗だけでなくネットショップのヨドバシドットコムの方でも使えるようにするためには、一度店舗まで行って手続きをしなければいけないようです。

それで昨日、実際に店舗まで行ってきました。



お店では、私が買おうと思っていたシャープの「Brain PW-GC610」(例の学生モデル)が25000円で売られていました。

店舗まで来たのだから、もう店で買ってしまおうかとも思ったのですが、どうやらヨドバシドットコムの方が安いみたいです。

それでポイントカードをヨドバシドットコムでも使えるようにして家に帰りました。


帰宅後、パソコンでヨドバシドットコムにアクセスしてみたら・・・なんと目当ての商品が無くなっているではありませんか。

「値下げしました」って書かれていたその商品は一体どこへいったのやら。

在庫が全部はけたのでしょうか。

ショックを抱えたまま途方にくれました。



どっか他の店で同じ商品が安く売ってないか、調べることにしました。

するとそのうち、カシオの「エクスワード」という電子辞書も良さそうだぞ、ということになりました。

「XD-A4850」というエクスワードの学生モデルが良さそうなのです。

しかし、これもヨドバシドットコムには売っておらず、店頭でいくらで売られていたのかは、気にかけていた商品ではないなので覚えていません。



「Brain PW-GC610」の方は19800円で売られているサイトを見つけたのですが、どうもシャープ製品よりカシオ製品の方がいいという気もしてきました。

エクスワードの学生モデル「XD-A4850」はどんだけ安くても、どのサイトでも26000円を超えているみたいです。

どうやらヤマダ電機がつい先日に先着5名までという形で22800円で売っていたそうですが、それも今はもう過去のこと。



シャープとカシオではいくつか違う点があります。

まず、バッテリー。

シャープはケータイなどと同じリチウムイオンの充電式、カシオは普通の乾電池式です。

乾電池も今では使い終わってもまた充電して使えたりします。


ネットでは充電式より乾電池式の方がいいとされていました。

たしかにそうかもしれません。

充電式で一つ心配なのが、充電バッテリーが寿命を迎えたとき、新たにバッテリーを買うことができるのか、ということです。

一応、今現在では専用の充電バッテリーはシャープのホームページにて6825円で売られています。

ただ、それをこれからもずっと売り続けてくれるとは限りません。

その証拠に、1週間後に発売されるシャープのブレーンシリーズの最新モデルでは、充電式ではなく乾電池式が採用されているのです。

ただ、この最新モデル、値段が37800円です。

とても高いですが思い切ってこれにするか。

はたまた今出ている充電式の「PW-GC610」か。

もしくは電池式のカシオの「XD-A4850」か。


悩みます。


もうひとつのシャープとカシオの違い。

それは、ネットの評判によると、電源ボタンを押してからの起動がシャープよりカシオの方が早いそうです。



もうこうなったら電子辞書がほしくてなりません。

高額のブレーン最新モデルの発売を待つ気にもなりません。

そこで今日、またヨドバシカメラへ行ってきました。



エクスワードの学生モデル「XD-A4850」は26000円でした。

ただブレーンの学生モデル「PW-GC610」が21900円に値下がりしていました。

これはどうしたものか。

購入により発生するポイント分を値下げして考えて、エクスワードが22620円、ブレーンが19053円。

起動がエクスワードの方が早いとのことですが、店頭で実際に調べてみました。

たしかにエクスワードは電源ボタンを押しと同時にすぐに起動します。

それに比べてブレーンの方は15秒ほど時間がかかります。

これが大きな決め手になりました。

またエクスワードには英語教材の「キクタン」シリーズがたくさん入っています。

英語発音の教材もしっかりしたものが入っています。

ただ、音声と画面の綺麗さはシャープのブレーンの方が明らかに上です。

また、漢字辞典に関しても、個人的にはシャープのブレーンの方が説明がしっかりしていると思いました。

ただ、やはり起動の遅さが目について、最終的にはエクスワードの方を買うことにしました。


会計を済ませて店を出ようとしたとき、レシートを見ました。





さて、長い長い前振りでしたが、結局ここからが本番です。

なんとレシートの値段が「27700円」となっています。

ん??

26000円では??

あわてて売り場に引き返して商品を見てみると、手書きで書かれていたはずの「26000円」という値札が無くなっています。

店員をつかまえて、値段がいくらなのか訊いてみました。

「値札がないですね、ちょっと待ってください、調べてきます」とのこと。

戻ってきた店員いわく「27700円です」。

そんなバカな。

納得いかない。

さっき高校生の子供を連れたお父さんには26000円って言ってるのを俺は聞いている。

悔しい思いを胸に店を出ました。

でもやっぱり納得いかない。

もう一度店内に引き返しました。

今度はレジに行って、これって26000円じゃないんですかと詰め寄ると、その店員がちょうど27700円の値札を手書きしていました。

急に値段を買えるなんて納得できない。

値下げならまだしも突然値上げするなんて。

その店員曰く、昨日入荷されたものまでが26000円で、今日入荷された分からは27700円になるそうです。

それならそれで先着何名様まで26000円と書いておけばいい。

26000円にならないんですかとお願いしてもダメ。

ただ、冷たくあしらわれたというよりは申し訳なさそうな感じで言われた。

それで怒りがおさまるわけじゃないけど、今考えればこういう接客って大事だよなって思います。



とりあえず、家に帰って昼飯を食わなならんので帰ることにしました。

あの時、店に入ってすぐ買っていれば26000円で買えたのに。

悔しくてなりません。

悔しくて悔しくて、この気持ちをどうすればいいのかわかりませんでした。

もう2度とヨドバシカメラで買い物なんかするもんかと思いました。



家に帰って昼食を終えた私がしたことは、ネットでもっと安く「XD-A4850」が手に入らないかを調べるということでした。

それと、本当にブレーンの「PW-GC610」が起動にあれほどまでに時間がかかるのかということも調べました。

ネットで調べてもブレーンが起動が遅いという意見はそう多くあるわけではありません。

あんな10秒以上も待たされてだれも文句も言わずに使ってるのか疑問でした。

購入者のレビューなんか見ても、そんな不満は漏らさず、買ってよかったという意見が目につきます。

そして、初期設定を終えたあとの初回起動にだけ、それだけの時間がかかるということを知りました。

通常はエクスワードが起動0.5秒なのに対し、ブレーンが1秒。

たかだかその程度らしい。

これでブレーンのネックは消えました。

充電式バッテリーの方も500回以上は繰り返し使えるそうです。

そうなるとバッテリーの寿命より本体の寿命の方が早いかもしれませんし、そこまで気を使うこともなさそうです。

「キクタン」シリーズは一冊分しか入ってませんが、「英検Pass単熟語」シリーズや「英単語ターゲット」シリーズが入っています。

そもそも、手元で簡単にさくっと言葉の意味を調べられればいいと思ったのが発端です。

安いのんでいいんです。

なにより、エクスワードの急な値上げには腹が立っていることもあり、もう一度ヨドバシカメラへ。



ブレーンの「PW-GC610」に買い換えました。

怒りはおさまりました。

帰宅してさっそく充電しました。

5時間半でフル充電だそうです。

まだ使用していませんが、電子辞書を手に入れたことで決意しました。

何より、お金のことで悔しい思いをさせられたのが見捨てておけません。

勉強しようと思いました。

そして、資格をとるなり大学受験するなり、何らかの形にしたい、将来につなげたい、お金を稼げるようになりたい。

そんな決意です。

「13階段」 高野和明

2011年01月06日 23時56分13秒 | 読書感想
2日で読みました。

面白かったです。

レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」と高村薫の「マークスの山」と一緒に図書館で借りたのですが、「13階段」が一番おもしろかったです。

江戸川乱歩賞を受賞した作品ですが、選考委員の人らも満場一致で意見も割れることなく選ばれたそうですが、頷けます。