私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

正月崩壊

2019年02月08日 22時50分09秒 | 過食症

正月、実家に帰省中、過食する。

気をつけてはいました。

過去に何度も正月の帰省中に失敗しているので、恐れながらも警戒はしていました。

しかしダメだった。

これまでは年末に帰省して、正月の3日くらいに自分の家に帰ることが多かった。

しかし今回は、長期間滞在しては危険だと考え、一泊二日にすることにしました。

1月2日の夕方くらいに行って、夕食を食べ、翌日の夕方くらいに帰る。

これならなんとか崩壊せずに耐えられるだろうと。

しかし少し予定が狂いました。

2日の朝早くに兄が車で迎えに来てくれることになりました。

電車賃が浮くので乗せてもらうことにしました。

兄は実家に帰ってどうやら庭でバーベキューをして皆に振る舞おうと考えているらしい。

過食症の私にとっては少し危険な状況です。

焼き芋や焼きりんごなどが提供されますが、私は手を出しません。

兄が作った料理を拒み続けるのも心苦しい。

そんなとき鶏肉の燻製が出てきました。

これなら大丈夫だろうとおもい食べることに。

ケチャップやら胡椒やらで味付けされており、専用の調理器具で調理しただけあって美味しい。

終わりどころがわからなくなった。

どこで食事を終えたらいいのか。

終わらせたくない、まだ食べていたい、という感覚が膨張してくる。

結果、鶏肉以外にも手を出し、お菓子にも手を出し・・・。

一度落ちると抜け出せなくなる。

沼にはまったみたいな。

それからは過食したくて仕方ないけど、家族の手前それもできない。

家族の眼を盗んでお菓子などを食べまくる。

いつの間にか減っている食糧に驚く家族。

その日の夜、興奮してそう簡単に寝られない。

こっそり家を出てコンビニまで菓子パンを買いに行こうかと考える。

でも母親に気付かれそうでできない。

結局パソコンの麻雀ゲームで気を紛らわしてなんとか朝を迎える。

夕方、親戚のおじさんの車に乗せてもらって自宅に帰る。

いつもなら家の前まで送ってもらうんだけど、その日はドラッグストアで買い物をしたいからといって、店の前で降ろしてもらった。

そこで過食買いをする。

家まで帰るのも我慢できず、店を出ると人影のない路地に入ってさっそく過食する。

歩いて家に帰りながらも過食する。

家に帰ってからも過食。

その日の夜、さすがに睡魔に襲われた。

しかし安眠とはいかない。

腹が痛い。

猛烈に痛い。

通常状態が過食状態に切り替わったとき、たいていいつもこんな感じで腹痛を覚える。

しかし今回のはいつものそれじゃない。

尋常じゃなく痛い。

救急車を呼ぼうかと思ったほどに。

口の中に指を突っ込むわけでもなく嘔吐してしまいました。

上からだけじゃなく下からも何度も排泄。

嘔吐と排泄を何度も繰り返してようやく体が落ち着いて眠ることができました。

目が覚めて、嫌気がさして、その日からまた通常状態に戻れればよかったのですが、昨日過食買いしたお菓子やらパンやらが中途半端に残っていて、それを目の前にすると我慢できずに食べてしまい、結局惰性の過食が続く。

早く抜けだしたいと思いながらも、そのきっかけをつかめずにダラダラと今日まで過食状態は続く。

厳密にいうと、3日前に過食買いをしたのが最後で、昨日と一昨日の2日間は買い物には行かずにやり過ごせている。

とりあえず明日から通常状態を再開しようとおもう。