私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

全ての人に向けて心を開くことなどできるのだろうか

2013年06月26日 23時00分07秒 | Weblog
通常状態97日目。

今日もアルバイトに行ってきました。

今日も結局誰とも喋れずに終わる。

猛省していること自体が既に進歩なんだ、そんなことを言ってみたりして。

とはいえ、誰とも話せないことを、残念に思ったり悔しく思ったりするときもあれば、そうでないときもある。

誰かが誰かと仲良く喋ってるのをみて、たいていそういった惨めな感情になります。

でも、そうでないときもある。

これ如何に。

結局、若い女の子がいてその人が誰かと喋っているのを見て陰鬱な気分になってるだけなら、なんて下衆なんだろう。

もっとこう、なんていうかな。

人と仲良くなるのは難しい。

誰かと心を通わせたい。

「ガリレオの苦悩」 東野圭吾

2013年06月26日 22時38分15秒 | 読書感想
最近あまり読書に集中できないな、なんて思っていましたが、そんなこともなかったです。

この本はガシガシ読み進めることができました。

やっぱ東野圭吾好きなんだなって改めて思いました。


湯川教授シリーズの第四弾です。

今回から草薙刑事の他に内海薫なる女デカが新たに登場します。

これ、ドラマで生まれた登場人物だそうで、それが原作である小説にも入り込んでいるわけです。


この本は短編集ですが、収録されている5話の中だと、意外と「落下る」が好きだったりします。

実際には使われていないトリックを実験する。

その映像で犯人が観念するってのが好きです。

切り離し作業

2013年06月23日 01時18分59秒 | 過食症
通常状態93日目。

昨日「過食衝動を感じない今日この頃」とか言っていた矢先、本日過食衝動に襲われた。

もう大丈夫だと思いかけていたけど、油断は禁物。

でも仮に過食したところで、以前のような過食状態は罷り通らない。

創価学会の会合に出席しなくなり、やがて創価学会の人が家庭訪問に来る。

気軽に過食できない状況を自分がどうとらえるかが問題です。

「十角館の殺人」 綾辻行人

2013年06月23日 00時48分02秒 | 読書感想
思いのほか読むのに時間がかかりました。

そんなに退屈な本でもないと思うのですが、どうも読書の歩みが遅い。

最近、バイトをしたり創価学会の会合に参加したりで時間がなかったってこともありますが、どうも心が本の世界に入っていかない。

今の自分の心理状況があまり読書に向いてないのかしら。


本の内容としては、古典的な本格ミステリって感じです。

でもこれといって切れ味がいいとも思えないのは、「十角館の殺人」よりも後発の作品も含め私がそれなりに色んな推理小説を読んできたからでしょうか。

誰かにノックされるのをただ待っているだけでいいのか

2013年06月21日 23時55分47秒 | 過食症
通常状態92日目。

アルバイトに行ってきました。

誰とも仲良くなれない例の物悲しさを感じる。

目の前でまざまざと見せつけられるとなおさらだ。

勝手に嫉妬して、勝手に自分の無能さに辟易している。

ひょっとしたらいけるか、なんて思っていた。

でもやっぱり駄目か。

でもそりゃそうだ。

そんな簡単には変わらない。

自分で納得のいく自分でありたいと思う。

昨日今日でどうこうなるもんじゃないなら、振り落とされないようにしがみついていくだけだ。

過食衝動は特に感じない今日この頃。

自分を殺して自分を生かす

2013年06月20日 23時18分20秒 | Weblog
通常状態91日目。

不安なことがあります。

創価学会のことで。

どうも周囲の学会員さんは私を創価班や牙城会の大学校に入れようと考えているようです。

創価班・牙城会とは、簡単に言うと創価学会の会館の守衛さん、みたいなものです。

とても厳しいそうです。

折伏や聖教新聞の購読推進などのノルマが課せられるそうです。

入らずに済むなら入りたくはない。

でも、断らせてくれないだろうなとも思う。

5時間くらいかけて説得してくるともきく。

母親も先日私に「できないことはできないっていいや」と言っていました。

ただ、もう諦観というか、自分を殺して流された方が楽なんだろうなってのがあって、あとなんせ過食症が治まりつつある気配を感じているのもあって、自分は本来過食症でもう死んだも同然の身なんだから、この身をどう使われようが構いやしないみたいな考えもあり、この上は我を捨てこの身投じようか、なんて思っていたので、この母親の言葉には内心混乱しました。

気持ちが前向きな部分もあるんです。

何かが変わっていると感じる部分もあるんです。

会合に参加するだけなら、喜んでとまではいかなくても、やっていけそうな気がします。

創価学会の人と接することはいいことだと思えるからです。

折伏もいつかはやってみせたいとも思います。

でも、創価班や牙城会はどうなんだろう。


なんか、ネットとか見ていると嫌な気持ちになりますね。

大学校に入って辛い思いをしたり、嫌な幹部を目の当たりにしたり、きついことを言われたり。

兄も昔、大学校に無理やり入れさせられ、今では学会嫌いになりました。

弟はどちらかというと活動家で、大学校にも入っています(たしか創価班の方です)。

真面目にやっているみたいです。

弟の姿を見て、刺激されている部分もあります。

それは別に学会活動している姿をというわけではなく、弟そのものを見て、という意味です。

真面目に生き生きと生きている感じがします。

弟と話せる機会があればいいなと思います。

「毒猿 新宿鮫II」 大沢在昌

2013年06月15日 22時55分25秒 | 読書感想
前作を読んでから2年以上経っています。

なので、主人公の鮫島について、詳細は忘れています。

それでもまあ、今回の事件については読めるのですが、なんかこうガチッとこないというか、ハードボイルド系は個人的に合わないのかな。

退屈ってことはないのですが、夢中になりきれない。

台湾人の殺し屋が日本にやって来て、同じく台湾人の警官が単独で追跡する。

Vシネマの小説版みたいな感じです。

心を真っ白にしてどこまで飛び込むことができるだろうか

2013年06月13日 22時57分56秒 | Weblog
通常状態84日目。

創価学会の会合に参加しました。

実に久しぶりでした。

私の中で灰汁が取れている。

そう感じました。

心に沁み入る感じがありました。

大切な言葉を耳にしたような感覚、生きた宗教がそこにあるような。

やっていたことは私が学生部のころに参加していた会合とそう変わらないはずなのに、今までにないちょっとした感動みたいなものがありました。


「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」

学会員にとっては有名な言葉です。

この信心で生きていけば行き詰ることはない、どんな困難も開けてくる。

ただ祈るだけでは駄目だ、行動しなければ。


これまでに何度も聞いてきたようなことを改めて聞いて、頭を撃たれたような衝撃を、少し感じた気がします。


会合に参加していた人の中に、私と同じ「心の病」を患った経験のある人が二人いました。

私自身は自分の過食症を「心の病」としてとらえていない部分もあるのですが、それでもすぐ近くに「心の病」と戦っている人がいたり、信心でそれを乗り越えた人がいるということは、私にって意味のあることのように感じました。

「モダンタイムス」 伊坂幸太郎

2013年06月12日 00時18分02秒 | 読書感想
主人公が大きな組織、というか「大きなシステム」に立ち向かっていくお話。

「そういうことになってるからそうなる」っていう思想が、全編に覆いかぶさっているような小説、といいましょうか。

とにかく、思想がかってる。

その点は前作の「魔王」もそうでした。

小説の根本となる思想のせいなのか、正直、読んでいて響くものはこれといってなかったのですが、超能力という点でいうと「新世界より」が、学校の教室での殺戮という点でいうと「悪の教典」が思い出され、そういえばあれらはおもしろかったよな、とか考えながら読んでました。

まだ読んでいない貴志祐介の作品、近いうちに読んでみようと思います。

「レイクサイド」 東野圭吾

2013年06月08日 22時51分20秒 | 読書感想
東野作品のなかではあまり有名ではないかもしれませんが、個人的には結構好きです。

本格派というか、正統派な感じがします。

この小説は広い意味で「クローズド・サークル」になるだろうと思います。

クローズド・サークルもののミステリーはそこまで好きでもないんですが、この小説は良かったです。

おもしろい事件のトリックなどではなく、おもしろい事件の裏側、事件の真相みたいなものを考えさせたら、この人の右に出る者はいないんじゃないかな、って思えます。