私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

自分に対する何か

2010年08月26日 22時58分56秒 | Weblog
10日前、アルバイト退職を申請、しかし私の交代の人が見つかるまでは勤務。

目安は8月31日、すなわち今月いっぱいまで。

とりあえず、そういうことになってました。

今日、仕事場に人材派遣会社の私の担当の人がやって来て、「次の人が見つかったから今日まで」ということを告げられました。

厳密に言うと「今日で終わり」と言われたわけじゃなく、次の人が見つかって「その人が土曜日から出勤するから」とだけ言われました。

今日が木曜で、明日の金曜は休みで勤務なし、土曜にその次の人が勤務、ってことは今日で終了。

最初はそう思いましたが、あとになって「ひょっとして来週の土曜日のことか」という可能性に気付きました。

だから家に帰って派遣会社の人に確認の電話をするまで、当初の予定より早い退職の今日で終了パターンと、当初の予定より遅い退職の9月の頭も働くパターンの二つの可能性がありました。

前々から、しんどくても8月31日までだから頑張ろうというちょっとした決意と覚悟が自分の中にあっただけに、後者だと辛いなと思う一方、前者は前者で肩すかしというか、拍子抜けする感覚もありました。

それでも最初、土曜から交代の次の人が勤務に入ると言われた時は、喜びが胸に広がりました。

やっと解放される。

でも帰りのバスの中、解放感とは別の、なんとなく虚しいような気になりました。

それが「虚しい」という言葉で表現するのが正しいのかどうかさえもわかりません。

たぶん、上手く社会にそぐわずに機能しなかった自分に対する何かだと思います。


家に帰って電話してみたら、結局、やはり今日で終了ということでした。

鈍い体

2010年08月25日 23時26分45秒 | Weblog
とりあえず過食を落ち着かせて、非過食状態に入って5日目の今日が終わろうとしています。

アルバイトの方は今月いっぱいまでということになってます。

あと一週間です。

しかし、ここにきて体力的にかなりきついです。

いつまでも続くわけじゃない、あともう少しの辛抱、もう少しすれば解放される、ということで心情的には落ち着いていますが、肉体的につらいです。

しんどくてろくすっぽ体を動かすことができません。

当然、もっと速く動けと叱られます。

何度も同じことで叱られます。

「何回同じこと言われてるの?もう次はないよ」

ついにそこまで言われました。

退職を申し出た理由は過食症を落ち着かせるためではありますが、電話した際、そんなことには触れず、この仕事は自分には合わない、ろくな働きができずに何度も叱られる、お役に立ててないだろうから辞めたい、と言いました。

これはこれで事実です。

過食症を伏せるための口から出まかせではなく、ちゃんとした退職理由です。

仕事が私に合っていて楽しければ過食を再発することもなかったでしょうし。

退職の電話をした相手は人材派遣会社のほうで、現場の会社の人じゃないから、私の仕事っぷりを直接見ることも少ないからか、いまいちピンと来てないみたいでした。

「派遣先の会社からはそんなことは一切言われてないけどね」とか言われて、じゃあ大丈夫かなとか思いましたが、いやいやそうはいかない。

今日改めてそう思いました。

非過食状態に入って摂取カロリーが少なすぎるからか、それとも単純にこれまでの過労がピークにきているのか、とにかくいよいよ体の動きが鈍くなってきてます。

何度「速く動け」と言われても、体がしんどくて動きが遅くなる。

こればっかりはどうしようもできない。

時には吐き気を催すこともあります。

しんどいのかと問われると思わず反射的に「大丈夫です」って答えてきたけど、今度はちょっとしんどいですって答えてみようか。

何度も速く動けと注意され、もう次はないからね、とまで言われて、一体どうすればいいのでしょう。

もう来なくていいよ、と言われて今月いっぱいまでどころか、すぐにでも首を切ってほしい。


そういえば、今月いっぱいまでに次の人を見つけるからそれまでは働いて、ということだったのですが、次の人は見つかってるのかっていう不安があります。

前に派遣会社の人と仕事現場で会ったとき、募集してるけど全然見つからないみたいなこと言われました。

私の採用のとき、面接に4人以上きてたからそんなバカなと思いました。

もし今月を終えて、まだ見つからないからしばらく働いてと言われた日には、とてもじゃないですがやれる気力はありません。

ドキドキ電話

2010年08月16日 22時52分26秒 | Weblog

今日、会社の人に仕事を辞めるための電話をかけました。

ものすごくドキドキしました。

なんでなんでしょう。

仕事が合わないという理由を武器に挑んだのですが、すんなり受け入れられるというよりかは、多少引き止められるような形にもなりました。

単純に、こんな短期間で辞めることに対しての申し訳ない気持ちが強いです。

勤務一週間未満で過食を再発させ、その後それを治められないでいる自分への不甲斐なさなんてのはなく、ただ申し訳ない気持ちで電話してました。

最終的には、次が見つかるまでしばらく続けるということで落ち着きました。

最初からそのつもりだったので問題ないです。

それと今日、母がお金を持って家を訪ねてくれました。

私がバイトをしてること、母は知りません。

バイト初めてみた、でも過食が出て、今日辞めるって電話したって、そう伝えておきたかったのですが、訪ねてきたのがわりと夜遅いってのもあってすぐに帰りました。

貰ったお金がいつもより少なかったです。

親の脛をかじってるうちに、なんとかしたいです。

とりあえずバイトを辞めたら、過食を治めて通常に戻して、そっから三カ月は落ち着かせたいです。

これは過食症にかかってからのずっと抱いている目標です。

三か月過食しない。

それを未だにできないでいます。

こんどこそはそれを。

この三カ月は派手に動かない。

一カ月過ぎたくらいにバイトしたいなとか、将来のことが不安になってそんな風に思うけど、とりあえず派手に動かないで安定させる。

三か月たったら、何か短期のバイトくらいから始めてみる。

そして本来の正常を取り戻す。

それから築いていく。

これが理想。

可能なだけゆっくりやらせてください。


人間失格のはしくれ

2010年08月14日 22時54分24秒 | 過食症

テレビのニュースで、原因は何であれ誰かが死んだことを報じているのを見る度に、羨ましく思う節がある。

私も早く死にたい。

過食期はたいていそんな感情にまとわりつかれています。

アルバイトを辞めたいです。

過食がおさまらないから。

辞めたいと思って久しいですが、なんとか続けてます。

ただ単に、辞めますと言いだす勇気がないだけですが。

仕事を終えて家に帰って過食することだけを心のよりどころにして日々過ごしているようなものです。

でも今日、猛烈に過食しないあの日々に戻りたいと、そう思いました。

今のバイトをしながら過食せずに日々を過ごすことは、なんの楽しみも心の拠り所もなくただ辛くて、耐えられそうにありません。

弱い。

もろい。

とても生きていけない。


カミングアウト

2010年08月07日 21時11分23秒 | 過食症

ここでは触れずにいたけど、赤裸々に。

私は過食症です。

患ってからだいぶ時が経ちます。

先月の26日に久しぶりに過食しました。

1ヶ月と27日ほどのあいだ、ずっと過食せずにいましたが、7月26日の月曜日に1ヶ月と27日振りに過食しました。

アルバイトを開始して約一週間ほどのことでした。

順調だと思ってました。

もう大丈夫だと思っていました。

アルバイトが大変で、退屈に思えて、生活になんの楽しみもありません。



過食をしたその日は休みで家にいました。

次の日はまたバイトです。

何が楽しいんだろう。

楽しいって何だろう。

昼食を終えて2時間ほど経ったお昼の3時頃だったと思います。

過食したくてしょうがない。

ああ、これだ、まだいたんだ、こいつ。

いてもたってもいられない。

頭がどうしようもなくそれを求めて、もう身動きが取れない。

今日我慢できても、明日もバイト、それからずっと、ずっと・・・。

こんな毎日が続くといつかどうせ破綻するようにも思える。

それよりも何よりも、今、まさにどうしようもなく、思考がそれに奪われてる。



それからというもの、バイトを終えて家に帰れば過食。

休みの日も過食。

親から「最近元気でやってるか」とか、そんな電話はありません。

あったところで碌に返事もしないのだけれども、親はひょっとすると過食症が治ったと思ってるのかもしれない。

いま久しぶりにだいぶつらい。

もう、まともに、生きて、いけないかも、しれない。

普通の人生にあこがれて嫉妬して泣いたあの夜を思い出す。