私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

躊躇われる

2019年03月10日 19時55分49秒 | Weblog

通常状態30日目。

 

先日から、また例の倉庫作業の派遣アルバイトが始まりました。

行くかどうか迷いました。

なんせまだ通常状態に復帰して間もない。

ついこの間まで過食状態だった私のいまの体は醜く、外に出たくない。

そんな気持ちが行くのをためらわせた。

それでも以前の私だったら、特にお構いなしにお金を稼ぐべく行っていたでしょう。

別に後腐れない職場です、誰に見られたってかまいやしない。

そう思えていた。

それがいま、ためらわれるのは、ある程度職場の人とも面識ができてしまったから。

もうその場限りの人ではない。

それに例の彼女がいる。

彼女に今の自分を見られたくない。

そう思うと今回は行くのをやめておこうかなんて考えたけど、それじゃあ以前の私に逆戻りだ。

この職場は失いたくない。

過食症という病気持ちの私にとっては、ありがたく適した職場だと思う。

長期の職場じゃないから途中で飛んで退職ってことになりにくい。

もし過食状態のときに仕事が舞い込んだとしても、勤務の予約さえ入れなければ出勤する必要はない。

私向きの貴重な職場、そう思えるから、これくらいのことでこの職場と距離をとりたくない。

だから行くことにした。

でも、初日に現場で嫌なことを耳にしました。

ここの職場がなくなるらしい。

ホントだろうか。

私にとって唯一の社会とのつながり。

ホントだとしたらお金も稼げなくなるし、彼女とも会えなくなる。

なんか過食衝動が疼く。

初日と二日目は、彼女は出勤しておらず平和な勤務だった。

しかし三日目、職場に向かうバスの中で彼女の姿を発見した。

見た瞬間、急激に緊張した。

なんだろうこの感覚、思っていた以上だ。

知らない間に膨れ上がっていたのか。

いや違う、きっと今の私を見られることに怯えていたんだ。

でも現金なもので、やっぱり彼女に会えたことが嬉しくなってくる。 

 

彼女もここの現場に何回か入っているので、もう職場の人とちらほら会話するくらいの仲にはなっている。

それに引き換え私はどうだ。

未だに独りだぞ。

たまにおばちゃんとかが、ちらっと話しかけてくれることはあっても、上手く会話も出来やしない。

勤務を終えた帰り、バス停で一人バスを待っていると、車で出勤していた同じ職場のおじさんが前を通りかかり「駅まで送ってあげるよ」と声をかけてくれた。

こんな一人の私を。

ありがたく乗せてもらうことにしたものの、結局車内でもあまりうまく会話をできなかった。

私に関する質問を投げかけられたところで、自分のことを話すのはどうもためらわれる。

私自身が他人に対して堂々とできるような存在じゃないから。

この一点が私と他人との間に壁を作りだしている。

私は自分をさらけ出せない。


積立NISA

2019年03月02日 19時55分30秒 | Weblog

通常状態22日目。

 

先日、住所変更の届け出をしようと銀行に行ってきました。

もう5年以上も前の住所のままになっているので。

住所変更の手続きだけをしてすぐ帰るつもりでしたが、銀行員のお姉さんが将来の為に投資信託をしませんかと勧めてきました。

考えておきますと言って断ったつもりでしたが割としつこく押されて、あれよあれよと契約してしまいました。

銀行員のお姉さんがきれいな人だったからまんまと口車に乗せられたか。

これがもし男の人だったりおばさんだったりしたらどうだったかな。

とにかく安定した収入の無い私に投資信託は厳しい。

すぐにでもネットで取りやめることもできるとのことでしたが、元本割れして損する可能性あるだけに、なんか自分の意思を無視して契約させられた感じがして気分が悪い。

時間が無いとか、近々まとまったお金が必要になるのでとか、資料だけもらっておきますとか、なんとでも言えたはず。

後になってみればわかることも、あのときはどうも冷静さに欠いた。

教訓、銀行の窓口には気をつけろ。