私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

新しい戻り方

2017年02月27日 23時43分03秒 | 過食症
通常状態9日目。

前回の記事が3日目で、本来なら今日は20日目のはずなんですが...。

実はあのあと、すぐにまた崩壊しました。

結局一週間ももたないとても短な通常状態でした。

過去にもこういった「復帰したがまたずぐ崩壊」というのは経験しています。

今回の場合、過食状態のときに買った菓子パンなどの食料品が家に残っている状態で通常状態に復帰し、一週間もたたないうちにその食料品に手を出し崩壊しました。

そのかわり、わりとまた早くに通常状態に戻すことができて、今日が9日目。

一週間以上経ったことですし、今回は無事安定期に入れたかなといったところです。


短い復帰期間中、少し無理をした食事が過ぎたのかもしれません。

復帰してすぐだし今までの過食の分を取り戻そうとがんばり過ぎて食事の量が少なすぎたか。

糖質制限みたいなことをしてました。

イージーなミスといえばイージーなミスです。


ただ、一つ手に入れたものがあります。

今までは過食状態から通常状態に復帰する際、生活時間の修復が必要でした。

通常状態のときは規則正しい生活を心がけます。

例えば、6:00に起床、9:30に一回目の食事を終える、17:00に二回目の食事を終える、23:00消灯。

みたいな感じです。

過食状態に堕ちたらこんな生活スタイルも完全に崩れ、昼夜逆転します。

また通常状態に復帰するなら、この生活時間ももとに戻さないことには戻れなかった。

でも今回は、食事のみをとりあえず過食から切り離すことができました。

なので今は通常状態に戻ったとはいえど、昼夜は逆転したままです。

でもこの戻し方ができるなら、今度また崩壊しても復帰するのに手こずらずに済むかもしれません。




というか、このあいだの崩壊が最後の崩壊で「今度」なんてないんですが。

とまあ、これは復帰するたびにおもうことです。

敵、第二形態

2017年02月04日 12時06分00秒 | 過食症
通常状態3日目。

記録がふりだしに戻りました。

実家に帰ったときに崩しました。

1月1日、朝食を食べているときのことでした。

お雑煮を一杯だけ食べて終わるつもりでした。

しかし他にもおせち料理が出てくる。

黒豆くらい食べてもいいだろう。

筑前煮くらい食べていいだろう、煮しめくらい食べていいだろう。

そんな感じでどんどん食べていき、しまいにはお菓子に手を出しました。

それでもなんとかならないかと考えるのは甘く、食べ物のことで頭がいっぱいになる完全な過食状態に陥っていました。

それでも家族の手前過食ができず、なんか終始そわそわしていました。

一人暮らしの家に帰ってから思う存分過食しました。

その後一ヶ月ちかく過食状態が続きました。


崩壊前日の12月31日は、夕食に蕎麦を食べました。

このときは問題なく食事をすることができました。

これは自分専用のお椀に自分が食べるだけのお蕎麦が入っていて、これを食べ終えれば食事終了と最初から決まっているからです。

カロリーなどの量に関しても適切な食事であると自分で納得がいくものです。

しかし、自分が食べる量が最初から決まっていない、あるいはあやふやである場合、たとえば鍋料理などのシェアするスタイルの場合、いつものような食事の仕方ができず崩壊のきっかけとなるケースが多々あります。

今回の場合も、最初はお雑煮一杯で終わるつもりでした。

その境界線を越えてしまったわけです。

最初その境界線を越えたときは、黒豆をこのくらい食べても問題はないだろうという感覚で、別に通常状態が崩れたとも思っていません。

ただ境界線を越えたわけですから、また境界線を引き直す必要があります。

しかし一度境界線を越えると、それこそまさにハードルが下がっている状態で、引き直すことも、そのライン際でとどまることも難しいように思います。

なし崩しに冷静さを奪われていく感じです。

カロリーが不明というのも境界線を明確に引けない理由です。

ひょっとしたらもう既にアウトなんじゃないか。

そんなことを考えるといっそ過食に走ってしまいます。


今回、もし実家に帰っていなければ、間違いなく通常状態の記録更新は続いたであろうと思います。

では実家に帰らなかった方がよかったか。

否、こういったイレギュラーな食事スタイルに対応できなければ、この先やっていけない。

これからは戦う相手が少し形を変えたのかもしれない。

そんな風に思います。