私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

危険な小休止

2019年08月10日 09時10分18秒 | 過食症

通常状態125日目。

昨日でとりあず一旦アルバイトが終わりました。

お盆に入りますからね。

お盆明けにまた6日間ほど出勤します。

それまでしばしのお休み。

 

一日のうちに波がある。

やっぱり朝の通勤のときは過食衝動が疼く。

電車に揺られながら過食したい感覚と戦っている。

本来なら、社会の一員となって出勤している自分に張り合いを感じるところなのに。

どうも今から行く職場から逃げ出したい気持ちになる。

今の職場は決して嫌な場所ではなく、たしかに肉体的にはつらいけど、でも私にとっては恵まれた環境のはず。

それなのに逃げ出したいだなんて、どの口が言うんだって感じです。

 

いつも職場には、自前のお弁当を持って行ってます。

お弁当というほど大層なものではないんですが、中身はご飯とおかかと目玉焼きです。

以前、卵を切らしているのに買い物に行くのをすっかり忘れ、いつものお弁当を用意できなかったということがありました。

そのときは急遽仕方なく、ストックしていたサバ缶を持って行って代用しました。

こんなミスは二度としないぞと誓ったのに、一昨日また買い物に行くのを忘れてしまった。

これも年のせいでしょうか。

それで昨日はいつものお弁当を用意することができず、マイプロテインのプロテインブラウニーを持って行くことにしました。

去年買ったまま一個も手をつけずにいた商品に、ようやく手を出すことに。

これがめちゃくちゃ美味しい。

普通にしっとりとしたクッキーです。

こんなおやつを食べてしまったら、このまま過食衝動が暴走しそうなもんですが、至って冷静に食することができました。

やっぱりカロリーや栄養成分が把握できているからでしょうか。

なによりその栄養成分自体も高タンパクで決して過食用の内容じゃない。

だから安心していられる。

規定内の食事行動。

 

帰宅後、今日こそは忘れず卵を買いにスーパーへ。

そこで菓子パンやらお菓子やらの売り場に行くと、やはり少し心に過食の風が吹く。

でもお金がもったいないっていう感覚もある。

本当に過食の嵐に吹かれているときは、そんなのも吹っ飛ぶから、やはり多少の冷静さはある。

なんといってもお盆明けにまたバイトが待っている。

でもそれまで一週間以上の期間がある。

過食しようと思えばできなくもない。

だから、この小休止を少し危うく感じていた。

来週の水曜日には実家に帰ります。

兄がまたBQQをやるだろう。

そのときも危険だ。

またお盆明けの勤務が終われば、その後はもうバイトも完全に無くなる。

自由に過食ができる状況になる。

そこからが本番かもしれない。

まだまだ戦いは続く。

一度過食状態に堕ちてそこから復帰するといつも、過食と戦いたい、再戦したいって思う。

いまそれができているんだ。

あの後悔している自分が見据えている未来に今立ってるんだ。

貴重な時間を過ごしているんだ。


揺らぐ安定

2019年08月07日 08時30分11秒 | 過食症

通常状態122日目。

昨日、スーパーに買い物に行きました。

通常時に食するための豆腐を買いに。

そこで、物は試しにと菓子パンコーナーへと足を運びました。

夜の八時を過ぎ、値引きシールが貼られている菓子パンたち。

過食衝動が疼く。

薬によって揺るぎないと思われていた精神も、急に危うくなる。

脳が欲する。

結局、何事もなく買い物を終えたのは、明後日にまたバイトの出勤が控えているから。

これがもし何も予定が無かったらどうなっていたことかと、いつものことながら思う。

帰宅して布団に入って眠りに就くとき、ここ最近はいつも電池が切れたように、エネルギーの尽きた体がすぐに休もうとするのに、今夜はなんだか目がさえる。

頭の中で過食の嵐が舞っている。

通常状態から過食状態に崩壊するときの、あの過食の快感を、脳が追いかけている。

脳があれをまだ覚えている。

まだ呪いは解けていない。

 

なんとか眠りにつけたようで、気付けば朝。

朝になって目が覚めると、なんてことはないいつもの朝だって思える。

でも、ここにきて少し安定が揺らいだのは大いに不満です。

反面、過食症の克服にはやはり「勝負のとき」を乗り越える必要があるのは、戦い甲斐があるってなもんです。