MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

アローン

2018-11-12 23:56:47 | 洋画
新宿シネマカリテ恒例の企画興行<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018>にて上映された1本
前にも見ましたよね、もう題名も忘れてしまいましたし結末も忘れましたが
フランス映画で一人地雷を踏んでしまい
身動きとれなくなってしまったの兵隊さんの映画をDVDで・・・

これはアメリカのスナイパーの任務の兵隊とその観測兵が
重要人物の狙撃任務につくものの
命令指示と違ってる標的と砂漠の中で行われる結婚式とかに動揺し
躊躇してる間にスコープが反射し敵に見つかり反撃されて
任務に失敗し、撤退する際に砂漠の中の地雷原に迷い込み、
同僚は地雷を踏んでしまい両足吹き飛ばされついには悲観して自殺

自分も左足に地雷を踏んでしまいみうごきの取れなくなった主人公の
身動きのとれずにいる状態を延々98分の映画にしたもので
主人公が動かないと言うか動けないサマを見続けてる映画
したがって映画自体に何の動きもないワンシチュエーション映画

動かない映画自体に変化をってことで精神的にに追い詰められての回想や幻想を
映像的に見せる方法しかなくて
地雷が爆発とか、さて結末も自死的な爆発とかの緊張感もあまり感じられず
現地人のおっさんがそしてその子供(幻影だったのかも)がひょいひょいと地雷をかわぢて歩いてるような、そうでないような

そのおっさんが”子供が地雷を撤去してかわりに空缶埋めたとか言った後にに”一歩踏み出せ”
とか言ってるんですよね
ここいらでオチが見えてしまってるし”一歩踏み出せ”は何回も宣ってるし
先が完全に読めてしまう映画ってドーなんだろう

救出は52時間後という3日間の極限状態の中で、兵士としてのスキルでどう生き延びるか、という映画のスタイルを借りて
人間が行き詰まった時にいかに生きるべきかを問いかけ
そこから第一歩を勇気をもって踏み出せって言う映画としか見れなかった
ってことで”地雷”はあくまでも”メタファー”だったのね
だから実際の地雷ではなくて結果空缶だったわけで

観測兵はおきらくに生きていたから地雷を踏んでしまいってことだったのかな
戦場でのサバイバルのお話に仮託しての人生いかに生きるべきかの映画だったとはねぇ
こっちは単純な戦争映画が見たかったンですがねぇ

2018年製作、フランス映画
ダヴィド・モロー監督作品
出演:ステファヌ・バク、トマ・ドレ、ソフィア・ルサーフル
コメント (2)
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女賭博師 壷くらべ

2018-11-12 19:36:20 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本も相変わらずの江波杏子さん追悼を兼ねて
江波杏子さんの代表作「女賭博師」シリーズの第16弾です

1970年製作ですので、大映の屋台骨が軋みはじめた頃の作品ですか
お銀さんの相手役になる女賭博師になんと丸山(現、美輪)明宏さんなんですね
義理を重んじ人情をわきまえた女胴師、
相手役に成田三樹夫さんですか

オープニングって言うか、タイトル前の導入芝居部分では殺されたお銀さんが海に捨てられる
と言うショッキングなシーンから始まる
ってことで、今回はお銀さんの個人的な復讐劇って言う展開ですか
大映も軋みはじめてなんですかねぇ八泉鮎子から主題歌は完全に江波杏子さんに・・・ですかねぇ

お銀さんの命を救ったのは関敬六と桜京美の漁師夫婦
根幹の会社が危機にあるわけではないのでしょうが、この二人の夫婦の会話にしても
コメディリリーフって言う余裕がなかったのが・・・

そうでした前作では台詞もないチンピラだった篠田三郎がランクアップしてきて
この関敬六、桜美夫婦の弟だったりとチンピラながらも実においしい役に
ってことで、もう篠田三郎も「高校生番町」で主役もらっていたンですね

もう一人役者さんで言うと蜷川幸雄さんの奥様である真山知子さんが出演されていまして
成田三樹夫さんの恋人役でして、お銀さんに成田との勝負を辞退するように懇願する役に
今作では敵討ちの盆の勝負とこっちに仕掛けられるイカサマを暴くと言うメインシノップスだけで
サイドストーリーもなくやっぱ大映の倒産に製作側にも余裕がなかったのかも

いつも見終わってから特典としてDVDについてきてる予告編を見るのですが
東映の予告編って1st助監がNGフィルムを使用して作るって言うのを読んだ記憶があるのですが
大映さんはちゃんとその作品の役者さんを使って別テイクで、ちゃんと予告編としての別撮りをしてたんですねぇ

1970年製作、日本映画、大映作品
高岩肇脚本、井上芳夫脚本・監督作品
出演:江波杏子、丸山明宏、成田三樹夫、真山知子、高橋昌也、北龍二、園井啓介、上野山功一、大川修、三夏伸、中原健、関敬六、桜京美、篠田三郎、北城寿太郎、早川雄三、谷謙一、前田五郎、目黒幸子、荒木康夫、八並映子
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タクシー運転手 約束は海を越えて

2018-11-12 18:29:18 | 韓国映画
韓国映画の持ってるエグさに惹かれ、韓国映画以外は見ませんけども
DVD化されたらその殆どを見ることにしてまして
この映画もDVDリリースされた途端に見たかったんですが
レンタル中ばっかで中々見る機会に恵まれませんでしたが
ようやく見ることができました。

正直に言いますと、私は”光州事件”の名称だけは知っていましたしが、
その実、事件の実態については”全くと言っていいほど何も知りませんでした
隣国とは言え、韓国映画の面白さにはまったのもここ2、3年前だし
”光州”と言っても中国の"広州"いう字を咄嗟に書いてしまうようなごく平均的な日本人
韓国での地図上での場所がどこなのかもわかりませんが

この映画での感じだと、昼頃ソウルからタクシーで出掛けても日帰り可能の地理的条件の位置にあるんだろうと感じましたが・・・
そんな地理的な場所で1980年と言えば未だ軍事政権下の韓国で
このような軍政権が人民に向けて銃口をって言うか実弾の火蓋を切ってしまうとは
まさに文字だけの民主国家だったのねぇ
そして当時は決して他国には触れられたくない事件であることは十分に理解できるけど
一体どうして"光州"だけでこんなことが起こってしまい、ここだけ隔離され戒厳令がしかれたのか・・・

隣国である日本でも、韓国政府が流すフェイクニュースのみだけしか報道されていないんだよね
韓国でも光州以外では軍事政権が流すニュースしか知らされていませんし・・・
しかし、30年経過して現在の韓国でこの映画が作られたってのは
劇中に実際の映像も流れたドイツのジャーナリストが16年に亡くなられたから製作できたのかな
日本でもママあることですが、当事者が亡くなったから・・・って言う映画もあるわけで
韓国側のタクシードライバーもドイツ人に教えていた名前も仮名で
多分にどこの誰かわかってないんでしょうね

と言うことで半分ノンフィクション、半分は映画的な面白さを追求してのフィクションとして作られてるようですね
クライマックスのカーチェイスなどは多分にフィクションって思って見てましたが
コレがもしかすると現実だったのだら全く怖い国韓国と言うしかないし
まさかのタクシー連合だって感動を換気させるプロットでしかないでしょう

最近韓国映画にはまった私にはソン・ガンホとユ・ヘジンの競演と言うと
必ず見ても損しない作品であることはようやくわかって来てる状況ですねぇ
実際にこの映画はテーマは重いのですがそれをまさに感じさせずに一本のエンターテイメント作品にしてるのはこの二人の演技だろうねぇ
韓国映画なのにいきなり見慣れた塔が出て来ておろろいたけども
そうだよね80年当時の東京のランドマークったら東京タワーしかないし

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
チャン・フン監督作品
出演:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、パク・ヒョックォン、チェ・グィファ、オム・テグ、チョン・ヘジン、コ・チャンソク
コメント (2)
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