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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

男の紋章 風雲双つ竜

2018-11-23 22:38:04 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「男の紋章」の第三弾です
高橋英樹演じる大島竜次の人間としての成長の物語がこのシリーズの基本シノップスだったんですね

前作で父庄三郎の敵、斎賀を斬って、自責の念にかられる竜次
前2作ではエンドマークはそんな竜次が一人去っていく後ろ姿の背中に被らせることで
次作への期待を膨らませて行くのですね

で今作では斎賀を斬っってしまった竜次は頼山寺にこもって精神修養を始めるところから
先輩修業者深宮との静かな生活は、竜次に行動を反省させる機会を作っていたものの
竜次を世間がほっておくわけもなく
この竜次の修行の行方を知っているのは、実母村田きよと信承寺の住職だけだったはずだが
竜次の弟分の辰は、テキヤ稼業をしながら、竜次の行方を追っていた
また、斎賀の弟行友も竜次を探していた
なんとこの行友にはなんと井川比佐志

そして竜次に斬られた斎賀の子分の一人の妹で前作で竜次に愛を告白した絹江は
なんと娼婦に身をやつして肺をおかされていた
こんな薄幸の役所が似合うのは長内美那子さんを置いて他にいない

今作の悪役は前作で斎賀に踊らされ竜次に盆の勝負で負けた井沢組の仲谷一郎
村田の親分の工事に難癖つけてくるし
竜次にも刺客を送ってくる
今回の竜次は刺客にしてもクライマックスでの剣戟に置いてもすべて峰打ちなんですねぇ

井沢の手で惨殺された加賀爪親分と拳銃で撃たれた村田の親分に怒った竜次は、ついに挙銃を懐に井沢の家に向った・・・
そんな峰打ちでの斬りあいを止めたのはなんと深宮だった
彼は陸軍中尉だったのである
撃たれた村田きよを手術で救ったのは医師としての竜次だったのである
ってそうなんですよね医師免許は剥奪されない限り医師であるンですねぇ
人殺しで判決受けても医療関連ではなくて免許は剥奪されないのでしょうか
そんなとこが気になった作品でしたねぇ

1963年製作、日本映画、日活作品
松尾昭典監督作品
出演:高橋英樹、和泉雅子、杉山俊夫、平田大三郎、深江章喜、長内美那子、近藤宏、加藤嘉、小林昭二、井川比佐志、木島一郎、武藤章生、新田昌玄、天草四郎、藤岡重慶、玉村駿太郎、柳瀬志郎、長弘、榎木兵衛、仲谷一郎
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レディ・バード

2018-11-23 19:44:34 | 洋画
女優さんDDの私です、シアーシャ・ローナン主演ということで見ましたが
地元のGEOさんには導入されてないんですね
ひょっとしてもう一方の大型チェーン店先攻限定レンタルなのかな
地元のTSUTAYAさんは4月に閉店して
たまに一駅散歩と称して隣駅のTSUTAYAさんを月一程度のぞいてはいたのですが
そこも10月末日に閉店し完全に○○桟敷状態
ってことで見たい映画はBlu-rayを購入するしかないわけで・・・

シアーシャ・ローナン演じる高校生3年の最後の一年間の揺れる思春期の女心を
シアーシャ演じるクリステン(自称レディ・バード)の一人称の視点で描かれる映画
実は監督さんのグレタ・ガーウィグの半自伝的作品だったんですね

アメリカの閉塞された片田の閉鎖社会の中での母子の関係性、友情、恋愛、初体験やゲイなどまさに10代の少女の誰しもが一回は通過するするような青春の一ページを淡々と点綴されてる

男女を問わずにこの世代って何もかも冒険して新しいことに挑戦してみたいと言うか
時期的にも背伸びして、大人な自分に酔ってたりするんだよね。
親友をほったらかして、別の人気者の女の子と連んでしまったり
つまらないことで母親と疎遠になったりとか
普通に愛してない男と寝てしまったりと・・・

大人になってから思い出すとと多少こっぱずかしいことの数々でしかないんだけども
当時はそれがひとつひとつ自分は正しいンだって思っていたわけで
凝れもひとつの成長の過程でもあるわけで
それがあって今の自分が存在してる訳でそれが所謂甘酸っぱい思い出なんですね
だからグレタ・ガーウィグも映画にしたわけで

そんな少女と大人の狭間の18歳を24歳のシアーシャがみずみずしく演じきってるのが実にいい自分の理想と現実に葛藤しながら少しずつ成長していき
母親の言っていたことを理解していくところが大人への第一歩なんですね
何も外聞を憚らずにタバコを人前で吸えることが大人への第一歩ではないわけで・・・

たまにこういう思春期映画を見るのもいいもんですねぇ

2017年製作、アメリカ映画
グレタ・ガーウィグ脚本・監督作品
出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ、ティモテ・シャラメ、ビーニー・フェルドスタイン、ロイス・スミス、オデイア・ラッシュ、ジョーダン・ロドリゲス、マリエル・スコット、ジョン・カルナ、ジェイク・マクドーマン、クリステン・クローク
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