一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は江波杏子さん追悼を兼ねて続けてきた「女賭博師」シリーズの第17弾
最終作です
よくまぁ自分自身ここまで見てきたとおもいますが
1971年になると大映も、もう屋台骨が軋むからぽきっと折れて亀裂が入ってしまったところから、このシリーズ初のダイニチ映配作品ですねぇ
新作作るか作らないのかってとこまでいっていたのでしょうか
一応はタイトルの「女賭博師」の前に"新"がついているように
本作は、監督が所謂一本独古の股旅やくざの映画は作ったことはあるものの
こういった現代劇のやくざの実態を演出するのがはじめてと言う三隅研次
ってことで一応は手堅い演出をしてますが
今までの16作品とは多少製作コンセプトに変化が見られます、
それはDVDのジャケットにも江波杏子さんがドスだかナイフを構えてるのにも見てとれます
今までは悪どい親分との盆の上で決着をつけていたものでした
そうあくまでも花札やサイコロといった盆呉座の上での勝負の世界観が、
すべてをねじ伏せる唯一のルールだったんですね
だから賭博師である主人公の神がかった腕前とか
イカサマを見破る眼力が最後にはモノを言う設定でこのシリーズはここまで続いてきたワケですが、
本作でのクライマックスは、悪玉は"盆の上の決着なにものぞ"と最後はドスと数の力で押してきて
お銀さんまで刃物振り回しての大立ち回りが始まって悪玉親分の命をとってしまいます
所謂東映任侠映画の影響力の大きさに大映さんお前もかって寄せていったようですが
ファンは決して甘くなくお銀さんはやっぱ決着(おとしまえ)は盆の上でなきゃって
これで打ち止めになってるンですね。
川崎あかねと安田道代さんがお銀さんの敵役の女賭博師に・・・
川崎あかねさんはあっけなくFOしちゃうんですね
って言うかやっぱ女とは言え、これまた禁じ手であるお銀さんに恋をさせてはいかんですよね
色んな意味で新機軸を取り込んだ高岩肇でしたが、うまくいかなかったようですね
1971年製作、日本映画、大映作品(ダイニチ映配配給作品)
高岩肇脚本、三隅研次監督作品
出演:江波杏子、安田道代、渡辺文雄、川崎あかね、伊達三郎、早川三郎、水上保広、本郷功次郎
本日の一本は江波杏子さん追悼を兼ねて続けてきた「女賭博師」シリーズの第17弾
最終作です
よくまぁ自分自身ここまで見てきたとおもいますが
1971年になると大映も、もう屋台骨が軋むからぽきっと折れて亀裂が入ってしまったところから、このシリーズ初のダイニチ映配作品ですねぇ
新作作るか作らないのかってとこまでいっていたのでしょうか
一応はタイトルの「女賭博師」の前に"新"がついているように
本作は、監督が所謂一本独古の股旅やくざの映画は作ったことはあるものの
こういった現代劇のやくざの実態を演出するのがはじめてと言う三隅研次
ってことで一応は手堅い演出をしてますが
今までの16作品とは多少製作コンセプトに変化が見られます、
それはDVDのジャケットにも江波杏子さんがドスだかナイフを構えてるのにも見てとれます
今までは悪どい親分との盆の上で決着をつけていたものでした
そうあくまでも花札やサイコロといった盆呉座の上での勝負の世界観が、
すべてをねじ伏せる唯一のルールだったんですね
だから賭博師である主人公の神がかった腕前とか
イカサマを見破る眼力が最後にはモノを言う設定でこのシリーズはここまで続いてきたワケですが、
本作でのクライマックスは、悪玉は"盆の上の決着なにものぞ"と最後はドスと数の力で押してきて
お銀さんまで刃物振り回しての大立ち回りが始まって悪玉親分の命をとってしまいます
所謂東映任侠映画の影響力の大きさに大映さんお前もかって寄せていったようですが
ファンは決して甘くなくお銀さんはやっぱ決着(おとしまえ)は盆の上でなきゃって
これで打ち止めになってるンですね。
川崎あかねと安田道代さんがお銀さんの敵役の女賭博師に・・・
川崎あかねさんはあっけなくFOしちゃうんですね
って言うかやっぱ女とは言え、これまた禁じ手であるお銀さんに恋をさせてはいかんですよね
色んな意味で新機軸を取り込んだ高岩肇でしたが、うまくいかなかったようですね
1971年製作、日本映画、大映作品(ダイニチ映配配給作品)
高岩肇脚本、三隅研次監督作品
出演:江波杏子、安田道代、渡辺文雄、川崎あかね、伊達三郎、早川三郎、水上保広、本郷功次郎