MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

新女賭博師壷ぐれ肌

2018-11-13 20:13:36 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は江波杏子さん追悼を兼ねて続けてきた「女賭博師」シリーズの第17弾
最終作です

よくまぁ自分自身ここまで見てきたとおもいますが
1971年になると大映も、もう屋台骨が軋むからぽきっと折れて亀裂が入ってしまったところから、このシリーズ初のダイニチ映配作品ですねぇ
新作作るか作らないのかってとこまでいっていたのでしょうか
一応はタイトルの「女賭博師」の前に"新"がついているように
本作は、監督が所謂一本独古の股旅やくざの映画は作ったことはあるものの
こういった現代劇のやくざの実態を演出するのがはじめてと言う三隅研次
ってことで一応は手堅い演出をしてますが

今までの16作品とは多少製作コンセプトに変化が見られます、
それはDVDのジャケットにも江波杏子さんがドスだかナイフを構えてるのにも見てとれます
今までは悪どい親分との盆の上で決着をつけていたものでした
そうあくまでも花札やサイコロといった盆呉座の上での勝負の世界観が、
すべてをねじ伏せる唯一のルールだったんですね

だから賭博師である主人公の神がかった腕前とか
イカサマを見破る眼力が最後にはモノを言う設定でこのシリーズはここまで続いてきたワケですが、
本作でのクライマックスは、悪玉は"盆の上の決着なにものぞ"と最後はドスと数の力で押してきて
お銀さんまで刃物振り回しての大立ち回りが始まって悪玉親分の命をとってしまいます

所謂東映任侠映画の影響力の大きさに大映さんお前もかって寄せていったようですが
ファンは決して甘くなくお銀さんはやっぱ決着(おとしまえ)は盆の上でなきゃって
これで打ち止めになってるンですね。

川崎あかねと安田道代さんがお銀さんの敵役の女賭博師に・・・
川崎あかねさんはあっけなくFOしちゃうんですね
って言うかやっぱ女とは言え、これまた禁じ手であるお銀さんに恋をさせてはいかんですよね
色んな意味で新機軸を取り込んだ高岩肇でしたが、うまくいかなかったようですね

1971年製作、日本映画、大映作品(ダイニチ映配配給作品)
高岩肇脚本、三隅研次監督作品
出演:江波杏子、安田道代、渡辺文雄、川崎あかね、伊達三郎、早川三郎、水上保広、本郷功次郎
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どうしようもない恋の唄

2018-11-13 19:23:31 | 邦画
11月2日に、先にここのブログでも記事にした七海ななさん主演の
「可愛い悪魔」と一緒にDVDリリースされたものですが
こちらはRー18作品ですか、まんまDVDリリースされました

『この官能文庫がすごい!』2010年大賞を受賞した草凪優の同名官能小説が原作と言うことで
こちらも「可愛い悪魔」同様なんで今さら
って感じでの映画公開作品となってるようですね

相変わらずの原作未読ですし、映画としての事前情報も入れない私ですので
ストーリーも何もわからず大賞をとった官能小説の映画化とDVDのレイトがRー18と言うことだけでレンタルしてきました
事業に失敗し家庭を失って生きる希望を失った男が
死に場所を求めてとある下町をさ迷っていたときに彼の目に飛び込んできたのは
”泡美姫”と言う場末のソープだった
人生最後のセックスだと思い入店してであったヒナと言う天然のソープ嬢

ある意味男ってこんなもんでしょう死ぬンならねぇ、やっぱ睡眠を除いた人間の三大欲望を
って言うのは誰でも考えることですよね
ヒナを演じてるいるのは藤崎里菜と言うグラドル出身の映画初主演のグラマラスなお方
(今回は映像も貼りませんので、結構いい映画なので是非DVDをご覧に・・・)
ソープ嬢のお仕事ぶりもしっかりと演出されています
お仕事とは言え、こんなデカパイですりすり洗ってもらえるのは役者冥利に尽きるですねぇ

再びその日に韓国食堂で偶然ヒナと出会い、ヒナのアパートで暮らしていくことになり、
隣に暮らすヒモ男大蔵とキャバ嬢レイコとの交流や
様々な人との交流や出来事に遭遇していくという話
お隣さんのヒモ男同様自分もヒモ男って言う立場を認識しつつもそこから這い出ずにズルズル
と生きていく矢代という中年ダメ男

なんでこうなったかとと言うと最初のソープ嬢と言うお仕事としてのセックスではなく
彼女とのプライベートでの弾みでの初夜でのセックスはなんと7発
ここから死ぬって言うことから離れヒモとしての生活が・・・
ヒモ男なりに詐欺紛いのペット関連の仕事をしたりとある意味第二の人生を見つけた感があるのですが

榊英雄演じるヤクザが絡んで来て映画は回るんですが
その前に隣室とのスワップみたいなことをやったりで
一応は間宮夕貴さんを脱がしてるンだけども
ヒナの先輩ソープ嬢役の佐々木心音さんはポン中と言うことで脱いでくれていませんでしたね

実際に京成立石駅周辺でロケーションしてるンですね
藤崎里菜さん実に見事な体を惜しげもなく体当たり演技でしたが
最近の傾向ではこういった作品に出演されてその先の展望が開かれる女優さんって言うのは
あんまりいませんですので
彼女の今後に期待かけるのの・・・

2018年製作、日本映画、クロックワークス作品
西海謙一郎監督作品
出演:カトウシンスケ、藤崎里菜、間宮夕貴、高橋里恩、佐々木心音、石川均、大高洋子、榊英雄
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