これも<未体験ゾーンの映画たち2020>“延長戦”で上映されたロシア産スパイ映画
っても結構銃撃戦とか、カーチェイスとかふんだんに組み入れられてて
なんら西側で作られてるスパイ映画とさほど変わらない
ってのは時代の趨勢なんでしょうか
違っているのはヒーローが不死身の超人ではないところかな
ってことで、活劇アクションを見せてくれてるのは、ヒロインの超美人なお姉ちゃんとなってましたから
個人的には121分もある尺の映画でもしっかりと最後までスマホとかに浮気せず、寝落ちせずに最後まで見てられた
やっぱ盛り上がるような主人公のバッタバッタ的なアクションシーンがあってもいいのではと思うのですが
そこはロシア映画ですが、ヨーロッパ各地をロケしてて映像的にもそれなりに違う意味でスピード感を観客に与えてくれているんですが
スパイ映画と言っても、根幹となす基本プロットは血の繋がりと血が繋がってないものの親子愛のお話でしたねぇ
この映画の中で錯綜するロシアの公的組織である情報局と
こんな組織があったらいいなぁって言う、子供時代から擬似家族としてスパイとして育てられてきた子供たち
大人になると各地にスリーパー(日本の忍者で言う所の”草“ですね)として送り込み、地元の住人として溶け込み生活に根をはやし、あるパスワードを聞いたらスパイとしての役目をはたすというスパイ学校を開いていた凄腕スパイだったロダンという創設者が15年前に死に
各地日本送られた子供たちはその名の通りスリーパーと化していたんですが
そのスリーパーを動かそうとした組織が出てきて
まずはロダンの息子でスリーパーであるアンドレイのとこに刺客が現れて
かろうじてその魔の手を逃れたアンドレイは
偶然パラシュートの会で見つけていた女スリーパーでドイツで企業の社長をしていたサーシャを訪れた
サーシャと一緒にロシア情報局からの魔の手を逃れて
彼らがスリーパーを動かすためのパスワードを知りたがってることを知りつつ
なんとドイツからぽランドを通ってモスコーに・・・
この時サーシャが“ヒットラーと同じ道をたどるのね”って粋な台詞を吐いてくれるって
この時サーシャが“ヒットラーと同じ道をたどるのね”って粋な台詞を吐いてくれるって
かなりないいセンスっていうか、サーシャって完璧な美人だし
もう美貌と武力に優れてて
劣等生で記憶力だけのアンドレイは兄弟同様に育ってきたサーシャに首ったけ
父親が実は生きていたり、情報局が実は味方であったりと
スマホに浮気してたら置いてけぼり食いそうな展開を経て
味方だと、恋人だと思っていたサーシャがなんとWスパイだったとは・・・
各所にツッコミどころがあるんですけど、全体に気楽に気張らずに見られるし
娯楽作品としてこれは一番なんですが、サーシャ役の女優さんを筆頭に敵味方共に女エージェントが皆さんお美しいお方ばっかでこれだけは好み映画で高得点でしたねぇ
主演のアンドレイを演じていたのは「T -34/レジェンド・オブ・ウォー」のアレクサンドル・ペトロフさんだったんですね
ロシア映画あんまり見てないのに彼の顔に既視感があった理由が見終わって調べてて理解しました。
2019年製作、ロシア映画
カレン・オガネスヤン監督作品
出演:アレクサンドル・ペトロフ、トビアス・アスペリン、スヴェトラーナ・コドチェンコワア、ウラジミール・マシコフ、コンスタンティン・ラブロネコ、マリナ・ペトレンコ
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