MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

グレタ GRETA

2020-09-06 23:54:41 | 洋画
最近はコロナ禍で、いくら自粛が明けたとは言え、さらにGoToなんちゃらが始まってて社会経済を回転させようっていうことらしいのですが
ここんとこ自粛明けても、最近はめっきり新宿にでなくなりましたね
しかし、月3、4回くらいはDVDを探しに出てはいるんでして
今月も2日にスターボードからOP作品のDVDがリリースされるんで
フラゲに1日に出かけていて、フォレストで、この作品を見つけて
なんやクロエちゃんがでとるやないかい
ってことで一応購入していたんですが
レンタルで返さなきゃって言った作品を集中して消化しており
ようやっと見る機会に恵まれましたっていうんだけども
6本レンタルで見残してる作品があったりもするんですよね(汗
 
いや久しぶりのクロエちゃん、もうクロエちゃんなんて言っちゃいかんお年だし
この作品でも全裸シーンを披露してくれるほど大人になってる
んですよね、何せもう23歳だし
 
ってことでNYで高級レストランのウエイトレスとして友人とルームシェアして働く女の子を演じてます
休日ではその子と一緒に映画を見たりとこいたって普通の女の子
そうですか、アメリカでは普通に3D映画が上映されてるんですね
日本では多少お高いってのもあるんでしょうか
ここんとこ普通に3D作品はシネコンでは上映されなくて
さらに4D IMAXでしか公開されてないようだし
Blu-rayにしてもいつのまにか4KHDDに押されて、単体というか2D3Dのコンポ仕様では発売もされなくなってる
っていうかソフトがそれだからハードでは全く3Dが消えてしまってる
 
話がそれましたが、地下鉄でハンドバックを拾ったクロエちゃん
ルームシェアの友人は中を見てお金が出てきたらネコなんとかしちゃえ
って誘惑するんですが、アメリカ人には珍しくIDの住所に届けに行く
ここから彼女の悲劇が始まるんですねぇ
ネコなんちゃらしてればそれで済んだものを・・・
ってニール・サイモンが脚本監督してるんで、ここからの信んじらんない展開が実に面白い
 
実はクロエちゃん、一年前に母を亡くしていて、未だ傷心の子ままだったんですね
そこにバッグを届けた先のグレタは、旦那を亡くし、さらに一人娘はパリに音楽留学してて
孤独と孤独の男女ならぬ老若女の孤独な心と心がつながって
お互いに不足してる心の隙間を埋めあえるようになっていき
だったらサスペンススリラーになりませんから
イザベル・ユペール演じるグレタを
実はサイコパスにして、彼女自身のこころの隙間を埋めるために、ありとあらゆる手段を駆使してクロエちゃんを取り込んでいこうとする
 
もうかなり早い段階で、グレタの魂胆を知ったクロエちゃんは、グレタを避けるようになると
逆にグレタは執念深く誰はばかることなくストーカー化していくものの
警察が法的に手を出せないギリギリの線でクロエちゃんに迫ってくるという
この攻防戦というかクロエちゃんの弱っていく様が見てて面白いんですよね
それを見るだけ日本作られた作品なんだから
異常ではない私でもこんな美人だったらついいじめたくなるっていうもんですから
それが女だからかえって始末が悪い
ま、98分いじめ抜かれていくクロエちゃん
果たして助かるんでしょうか?
 
しまいにはお父さんが私立探偵雇って、彼はなんとか届きそうになった時に
逆にグレタの餌食になってしまう
一体誰がこの先クロエちゃんを助けるんだろうって、もう誰もいないやん
って時に意外な人物が・・・
 
これってSTAR CHANNEL MOVIESなのでSTAR CHANNELが自社のOA用コンテンツとして輸入してるんだと思ってましたら、ちゃんとOA前に劇場公開されてる作品だったんですね
 
2018年製作、アイルランド・アメリカ合作映画
ニール・ジョーダン脚本・監督作品
出演:イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツ、マイカ・モンロー、コルム・フィオール、ゾウイ・アシュトン、

コメント (2)
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やりたいふたり

2020-09-06 19:48:52 | ピンク映画
2019年の新人監督発掘プロジェクトに応募した
ちょっとエッチなOVを作ったことはあるものの、ピンク映画初演出の谷口恒平監督のR -18作品「悶絶劇場 あえぎの群れ」という作品を
テアトル新宿の企画興行<OP・PICTURESフェス>でR -15作品に再編集して「やりたいふたり」のタイトルで上映された作品が
昨9月5日のCS放送の衛星劇場でOAされたものの録画視聴
この作品がOAする前の時間帯に録画して置いたものは10号台風の雨の日影響で全滅していたのに、この作品だけは完全にセーフだった
コレは奇跡というか、この作品と「ちゃのまつかのま」を未だキャッチできずにいる私の執念のになせる技だったのかも知れない
 
いや、じつにエロチックな作品だった
コレほどエロいとは思わなかったものの、ピンク映画版「羅生門」でしたねぇ
ようやっと念願かなって雑誌に連載漫画を載せられることになった新人漫画家
っても劇中挿入される絵は漫画というよりは、今でも使われてるかどうかは知りませんが
劇画タッチの絵ですが・・・
そんな新人漫画家さんに与えられたのはエロ漫画
霧島さくらさん演じる新人漫画家はなんと処女
エロ漫画なんかかけるはずもなく、
 
編集者さんから読者の性体験を聞いて漫画にしろって紹介された男
ってことで、この関幸治演じるタモツという男性の夫婦関係のはお話を
妻である横山夏希演じるカオリからも話を聞き
さらにツトムの浮気相手である永瀬愛菜演じるAV女優ミキの三人の話を聞くことに・・・・
それらの話を映像化していくと、それぞれの矛盾点が
というか話に食い違いが・・・
そうですよね男一人と女二人の証言が、微妙に食い違い
まさに基本プロットは完全に黒沢明の「羅生門」
個人的には霧島さくらさんの作品は相当数見てる私ですが
なんとチビッと豊満なオッパイは見せてくれるものの
今回のさくら嬢は完全なる狂言回しでしかない
 
お初のAV女優さんである横山夏希さん、永瀬愛菜さんの色気は相当なものでして
 
R−15作品であるのでいわゆる濡れ場での男女(この映画では♀×♀)の腰接部分の描写がないだけで
ピンク映画にしては女優さんではなく、二人の女に翻弄される関幸治を主演に据えてることもあって

 
霧島さくらが三人のは聞き書きを劇画にしただけで
普通に夫婦の話なんてエロでもなんでもないって言われて
目から鱗で男女に肉体関係の本質を見出して・・・
 
実にエロチックな作品だったなぁ
こんなエロをR−15で通した映倫さんの審査過程が知りたいんですが・・・
とにかく男性目線で描く男性のために作られた正真正銘のピンク映画だった

 切り口の違う記事はコチラ

2019年製作制作、日本ピンク映画、花園シネマ作品、オーピー映画配給
谷口恒平脚本・編集・監督作品
出演:横山夏希、霧島さくら、永瀬愛菜、関幸治、細川佳央、中村無何有、山本ロザ、可児正光、折笠慎也、山本宗介、安藤ヒロキオ
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