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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

警視庁物語 19号埋立地

2022-04-03 23:17:30 | 邦画
現在このブログでも日活のシスタームービー「機動捜査班」のシリーズもDVDで視聴を始めましたが
本家本元の「警視庁物語」も第十九作目
そんなわけではないんでしょうけども副題は“19号埋立地”になってますが
前作「警視庁物語 謎の赤電話」との二本撮りで作られた作品のようです。
 
今作は東京湾沿岸の埋立地の工事現場で、数珠を手にした中年男の絞殺死体が発見される。
捜査第一課が車二台で現場に到着する
仏様は死後一ヶ月が経過していて、年齢は35歳から40歳前後、身長は1m70cm
害者は履物を履いてなく現場にも遺留されてないことから、別の場所で殺害されて運ばれてきたものと判断された
歯並びが悪く、虫歯があるのに長い間治療された痕跡がなく、着衣の様子から生活困窮者であろうとも推察された
唯一の遺留品は被害者の手に巻かれていた数珠
 
捜査員はこの数珠の調査と、工事現場付近の聞き込みを開始した
ここから地道に足で稼ぐ捜査が始まり
まずは被害者の身元確認って初動捜査が始まるのがこのシリーズの常套手段っていうかドキュメント手法がこのシリーズの基本プロットです
刑事が主役であくまで刑事たちの主観で描かれていくんですが
 
被害者が割れて、その生きていた痕跡を追っていくと
今作では被害者の人間性が浮き彫りにされていく中で
貧困の中で生活する人々がやむをえぬ事情で犯罪を犯してしまう悲劇を描いており
殺人を犯す悲劇の様を取調室の自供だけで処理しているものの
ある程度刑事の客観から犯人側のやむおえない状況のドラマが語られる寸法となっていて
 
刑事側の客観的なドキュメントと犯人側の人間ドラマとを融合させて行こうっていうのが「警視庁物語 十五才の女」あたりから見え初めてきてましたよね
それにしても62年って東京五輪の2年前ですよね
五輪景気ではあるものの経済成長は庶民の隅々までは行き届いて行ってない時代だったんですね
人々はまだまだバラックに住み貧困に喘ぎつつ精一杯生きていたことが
ロケ映像としてこうして残ってるのは、映画ってある意味歴史の資料でもあるんですね
 
1962年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本、島津昇一監督作品
出演:神田隆 、堀雄二、花沢徳衛、南廣、山本麟一、須藤健、大木史朗、岩崎加根子、織本順吉、星美智子、新井茂子、菅井きん、谷本小夜子、中村是好
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ドライブ・マイ・カー

2022-04-03 17:03:10 | 邦画
日本映画を積極的に見て行こうって言う企画から見た作品
どうやら劇場公開された時には、村上春樹原作っていうことでハルキストくらいしか観客を集められなかったようですが
それがカンヌで賞を取り、さらになんとアカデミーの作品賞とか外国語長編映画、監督賞とかにエントリーされてから
そういう権威に弱い日本の映画ファンに喧伝されて一躍人口に膾炙されてしまい

さらに三時間の長大作作品でして
まぁ、付和雷同するのが常の私ですから個人企画もあって見たいなって
おもっていたらなんとリリース元がカルチャー・パブリッシャーズってことで
レンタルは蔦屋限定ってことで
セルに走りました。

見終わっての第一印象は”なんじゃこれ?“”何が言いたかったんやろう?“と言った感じ
正直言って私にはさっぱり意味わかんなかったんですが・・・
個人的に映画には評価的にランキングつけない私でして
面白かった、面白くなかったっていうだけで映画を見るだけですけども
この毒にもクスリにもならなく
ただただ三時間、映画的な起伏もない作品でして
なんだろうこの何も感じさせられなかった作品は・・・
権威主義な私ではないと自負しているにはいますが

アカデミーでも外国語映画賞受賞してるってことっで三時間の長大作を
一度もオチなく襟を正して拝見しました
っていうか三時間も見れたっていうのはこの映画の持ってる人を惹きつける力だとは思うのですが
そこは認めてしまいますが
一体何が言いたかったのか
特にラストの韓国でのシーンでは、私の大好きな我々に全てを委ねられたシーンでも
こっちに委ねられても、困るよね
ってこっちが真先に困惑しちゃいました

ロシアの演劇を劇中劇にして、さらにその役者たちを
いろんな国の人を配して多言語演劇っていうか多言語だけでなく手話でも演劇表現しようっていうとこは、
浅薄ではありますが、村上春樹っぽいなぁって感じはするんですが、
何せ愛する
そう病死した妻を今でも愛してると思える西島秀俊演じる主人公の心理がこれまたよくわからないんだよね
俺ってこれがわかんねえってことは映画を見るのも、語るのにも適さねぇ人間だって思い知らされたような気もするんだけど
だってねぇ自分だけでなく、自分が仕事に出た後に岡田将生を引っ張り込んで不倫してる奥さんを見ても何も言わないし

妻の葬儀だけでなく、今度の自分の芝居にも応募してきて
さらに共演の女優さんにいきなり手をだすだけでなく
こっちを逆撫でするような行動をとる岡田将生にも何も言えん主人公の生き方にも共感できず
そうキャラクターの誰一人にも自己投影できない作品を3時間見させられるのは、ある意味苦痛以外の何ものでもないわけで

また代行者ドライバーを演じる三浦透子さんの境遇にも自己投影できずに
ただただ普通に生きる登場人物たちの日常の点綴だけで全く起伏もない作品だったなぁっていう印象しか持てない作品だった

2021年製作、日本映画、「ドライブ・マイ・カー」製作委員会作品
村上春樹原作、濱口竜介共同脚本・監督作品
出演:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、ペリー・ディゾン、アン・フィテ、安部聡子、岡田将生

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令和エロス噺~秘め事に酔う女たち~

2022-04-03 03:03:14 | OV
チャンネルNECOの、毎月のはお楽しみ(たまにイレギュラーではあるものの)番組、オルガ製作のAV作品本編の2時間前後の作品を、本番ファックシーンを割愛してR -15作品として25分前後に再編集して、三本一組で一本の作品として
チャンネルNECOでの深夜枠のプログラムコンテンツとしてリピートOAしてきてる
「世にもエロスな物語」と「令和エロス譚」それぞれシーズン2まで製作されてまして
現在は「令和エロス話」のシーズン2の真っ最中です
 
さて今作はある意味統一のは取れたオムニバス作品が集められていたようですね
まず第一話はこのシリーズでしか知らない美咲かんなさん主演で
「社内異性交遊」という作品
オルガ本編では「淫猥調教 私はあなたの奴隷です……。-社内全裸とスパンキング 責められるほどに疼く肉体-」って副題含めてかなり長いタイトルですが
お話は至って単純
仕事でのストレス解消のためにチャットで知り合った男性の奴隷としてなんと退社時刻過ぎの社内で、命令に従い全裸になってオナニー日本耽るかんな。
ある日その男性がなんと部長であると知ったかんなは、現実世界でも調教してほしいと懇願して社内で彼の命令に従うようになりついに仕事中に社員たちの面前で全裸オナニーを始めるのだった・・・
 
第二話もこのシリーズで知った本田岬さんというAV女優さん主演の
「覗かれる肢体」という作品
オルガ本編では「あなた 見ないで」ってコチラは実に短いタイトルですねぇ
職場のマドンナだった佳子は、営業マンの良平と結婚し幸せな夫婦生活を送っていた。
が元同僚からのストーカーされていて、家に侵入しようとしたストーカー男を良平が捕まえて警察に突き出すも
再び娑婆に戻ったそのストーカー男は、良平が出張で留守になった日に家に侵入しついに佳子を犯し良平がいないことをいいことに連日体を求め続け
さらに出張から帰宅した良平のは目の前で佳子えm犯し続けるのであった
 
第三話はエロチックOVだかピンクだかで裸要員として出演されてた明里ともかさん主演の
「美人妻の秘密」という作品
オルガのAV本編では「人妻の秘密-淫らに堕ちた私の肉体-」というタイトルですか
お風呂が壊れたために夫の下請けに修理依頼したら
修理に来た男は学生の時のサークルの先輩の内村だった。
内村は美しく熟れた体になった真奈美を犯し写真に撮り脅迫し、
夫が出勤すると現れて真奈美との関係を続け
真奈美の体は彼によって調教されてゆくのだった・・・
 
先にもう書きましたが今回は時代も現在だし、ヒロインは犯され調教されるという
ある意味一環したテーマで統一されてたんですね
 
切り口の違う記事はコチラ
 


 


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